舞台は近未来の荒廃したアメリカあたりで、
主役は車に乗って暴走族を取り締まる警官の一人です。
主役は、警察の車を奪って逃走する犯人を車で追い詰めた結果、
殺してしまいます。
犯人は悪者暴走族のリーダーのような男で、
リーダーを失った暴走族は復讐を始めます。
それにより、同僚たちも殺されます。
その動きとは別に、いろいろなことで思いつめた主役は
警察を辞職しようと思いますが、
署長に辞める前に休暇をとれと言われて
家族で車で旅行に出かけます。
その出先で奥さんが暴走族の一味と出くわし、
一旦は逃げるものの、家にまでついてこられ、
騒動の末に赤ちゃんもろとも奥さんを殺されてしまいます。
そこで主役は改造した車に乗り、暴走族に逆襲をします。
跳ね飛ばしたりひき殺したりしますが、
車を降りた際に銃で撃たれて反撃を受けたりもします。
それでもどうにか最後の一人まで殺したのでした。
……というようなお話です。
番組前の宣伝では、暴走族に家族を殺された男の
復讐劇のように語られていましたが、
殺されるのも復讐するのも最後の10分程度です。
しかも、主役の奥さんとこどもが殺されるのは、
主役が暴走族のリーダーが死ぬことに
かなり関与していたからではなく、旅先で出くわしてその結果、
という感じで描かれるのが微妙な感じでした。
冒頭のカーチェイスのあとは、
暴走族の蛮行が結構な時間流れます。
見せ場は何で、どうしたかったのか、
製作者の意図が今ひとつ不明です。
大部分は無法者集団がまわりを傷つけるだけの
不愉快な場面ばかりなので、気分も悪く、楽しめませんでした。
たいしたことのない映画でした。