宇宙生物と戦闘宇宙人とが戦う話の続編です。

戦闘宇宙人の宇宙船で孵化した宇宙生物が戦闘宇宙人を襲い
、船は地球の森に落ちます。
そこで宇宙生物が外に出て、人々を襲い始めます。
戦闘宇宙人はその宇宙生物たちを殺しにいきますが、
出くわした人間たちも殺します。
最後は自分も殺されます。

人間たちは混乱の中で逃げようとしますが
たくさん殺されていきます。
政府が助けに来てくれるという情報で広場に集まりますが、
政府の機関はそこに核爆弾かなにかを打ち込んで
町ごと皆殺しにします。

その意図に気づいていた一部の人間はヘリで脱出しようと
していたので、墜落はしたものの命は助かりました。


……というようなお話です。

映画『グレムリン』とゲームの『バイオハザード』を足して
二で割ったような映画です。

町に謎生物が入り込み惨殺されていくので、
とりあえず逃げようとしてヘリで飛び立ったら町が爆撃されて
ヘリは墜落。町の人は皆殺しにされましたが、
ヘリで逃げようとした人はどうにか生き残りました。
というだけのお話です。

前作にあった、宇宙生物と戦闘宇宙人が戦うという設定は
どうでもいいものになりさがり、ただ人々が殺されていくだけの、
パニックホラーのような感じになっていたのが興ざめです。
こんな映画であれば、『エイリアンvsプレデター』という
タイトルはいらず、ただの『エイリアン』で
十分だったと思います。

襲ってくるのは別にエイリアンでなくともよく、
霧の夜の亡霊だったり、グレムリンだったり、ゾンビだったり、
寄生型生物だったりしてもなりたちました。
映画の設定がまったく生かされていないと思いました。

たいしたことのない映画でした。