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2012-02-03
ディープ・ライジング コンクエスト
SHARK ATTACK 3:MEGALODON
2002年 アメリカ
ボートに乗ってホテルのプライベートビーチの安全を守るような
仕事についている男性が主役です。

主役は相棒と海の見回り中、密漁ポイントで密漁しているとき、
海底ケーブルが千切れているのを見つけます。
そこにはサメの歯が残っていました。

主役はその写真を専門家に送り、専門家がやってきます。
専門家の女性がヒロインです。
そのサメは古代に絶滅した、めずらしいもののようです。

専門家は海に調査に出て、実物を見ます。
主役もサメを知り、追跡します。
殺そうとしたところを専門家に邪魔されて逃がしてしまいます。
海水浴客がそのせいで死にます。

主役とヒロインは慰めるうちに恋愛感情が芽生えます。

主役と専門家であるヒロインは今度は
きちんとサメを殺しに行きます。
殺すと、もっと巨大なものが現れます。
さきほど殺したのはこどものサメで、
今出てきたのは親のようです。
主役たちは船を襲われ殺されかけますが、
近くを飛んでいたヘリコプターに助けられます。

主役は危険なのでそう告げてビーチを閉鎖すべきと
偉い人に言いますが、偉い人は評判やお金のことが大事なの
で黙っていることを要求します。
主役は怒って仕事をやめます。

主役と主役の友人とで、潜水艇でサメを殺しに行こうとします。
専門家もついてきます。
サメは電気にひかれるようなので電気でおびき出したところで、
魚雷の目印をサメにつけ、
そこに向けて魚雷を撃って殺す作戦です。
けれどうまくいきません。

親ザメの攻撃でダメージを受け、ほかに襲われている船からも
サメと間違えられて攻撃されてダメージを受けます。
その船には元主役の上司の偉い人もいますが、
サメにあわてて海に飛び込み、サメに食べられて死にます。

主役たちは、潜水艇をサメにかじらせて、その潜水艇を目印に
魚雷を打ち込むことにします。
潜水艇に残った友人も魚雷が当たる前に逃げ出して
サメだけ殺すことに成功しました。

けれど、深海からは海底ケーブルの電気に引かれて
別のサメがあがってこようとしていたのでした。


……というようなお話です。

誰が生き残るかというサバイバルものではありません。
あえて言うなら、何かを退治しに行く
『退治モノ』といったところでしょうか。

サメは傍若無人に暴れて、ただ人を殺していきます。
どうせ食べるなら、なぜボートなどではなく、
クジラなどのすべて肉でできているものを
食べないのかという疑問は常に感じました。

また、サメが見せ所の映画のはずなのに、
サメが襲ってくるところがどうにも安っぽいです。
普通のサメが水面に出て口を開けたシーンに、
合成でなにかを食べさせたりしている気がしました。

サメの周りの水の状態のせいか、
サメのサイズはまったく大きく見えません。
そもそものサイズが想像できてしまいます。
そこに人やら船やらが飲み込まれていくシーンは、
大きなサメの口の中に飲み込まれていくとは見えず、
普通のサメの口の中に縮小されて飲み込まれていくとしか見えず、
変な笑いがこぼれました。

サメを倒すのも魚雷をつかうとか、
うまくいかなかったので魚雷の目標として
自分たちの潜水艇を使うとか、なんとも言えない展開ばかりです。

それを倒した最後でも、まだまだ次が出てきます、というような
完全には解決していない映像を見せられるので、
この映画自体がなんだったのだろうと
疑問を持ったままの終わりになりました。

安っぽく、見終わっても微妙な気分のままで、
どちらかといえばつまらない感じの映画でした。