主役は軍の教官のような男性です。
主役のチームに補充要員が送られてきましたが、
訓練前日に遊び歩いていたところを殺されます。
主役と相棒はその事件を捜査します。
死んだ補充要員たちは、薬物に犯されていたので調べると、
軍の上層部が調査を邪魔してきます。
なんでもその薬物は、人の中身を作り変え、
戦うけだものにしてしまうもので、
もともとは軍の主導で開発していたもののようです。
けれど開発者は逃げ、軍は薬にかかわったことを
封じておきたかったのでした。
下手に動くと軍が主役たちを殺しに来るため上手に動き、
薬の開発者を抱えて込んでいる敵が、
街の水道に薬物を入れようとしているのをつきとめて
軍と一緒に退治しに行くことにします。
アジトでは肉弾戦になり、主役の仲間も多数死にます。
相棒も殺されます。主役は生き残り、敵は全滅させました。
……というようなお話です。
薬におかされると外見だけ人間で中身は化け物になるというのは
ばらまかれた菌に感染すると人間がゾンビになるという、
映画に出てくるゾンビのようで、どこかトンデモな感じでした。
また、戦闘は敵がナイフで首などを切って殺すばかりで、
残虐さが目に余りました。
単純に肉体で戦ってすかっとするほうが個人的には好みです。
切り殺すシーンは止め画になり、
次の瞬間に倒れていて血も出ないのも微妙でした。
話も映像も、変に凝ろうとして失敗した感じがあります。
なんとも言いようのない映画でした。