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2012-03-14
殺人魚 フライングキラー
PIRANHA 2:THE SPAWNING
1981年 アメリカ・イタリア
主役は海辺のホテルで雇われ、ダイビングを教える女性です。
夫は海上警備員のようなことをやっています。これが準主役です。

主役が観光客にダイビングを教えていたら、一人が死にました。
主役は遺体を見て原因を知りたいと思いますが、
準主役が邪魔をします。

そこで、主役は観光客の一人と、遺体安置所に侵入し、
遺体を確認します。
それを、その施設の人間に見つかったので、逃げます。
その施設の人間は、遺体から出てきた魚に食われて死にます。

主役と一緒の観光客の一人は、実は元軍の人間で、
人食い魚を開発したそうです。
その卵を載せた船が沈没し、海で繁殖したようです。

主役はホテルに、海への接近を禁止するように言いますが、
そんなことはできないと、ホテルから解雇されます。

その後のホテルのイベントでは、
浜辺で大勢が魚に食い殺されます。

主役は元軍の人間と、船の爆破に向かいます。
そのとき、海に出ていた主役の息子は
小さなボートで遭難していました。
爆破時間前にボートは見つかり、
準主役が主役の息子をつれて爆破場所から逃げようとします。
爆弾をしかけた主役も、そのボートの錨につかまって
どうにか場所を離れることができました。


……というようなお話です。

基本の話は、映画『ジョーズ』などと一緒です。

海に危険生物が出る→主役、海に近づかないように言う→
→断られ虐げられる→危険生物、人を襲う→主役が退治
これもほぼ同じでした。

こちらの映画は、人食い魚の動きがすごくやすっぽく、
人食い魚自体はちっとも映らないので
どんなものにどんな風におそわれているかが
あまりよくわからず、恐怖感が伝わりません。

人食い魚は海から光をめがけて飛び掛るようなのに、
人間ののどをピンポイントで狙えるのもわけがわかりません。
また、トビウオは水中を泳いで速度を上げて飛ぶのに、
なぜかこの人食い魚は、人の体内からでも助走なしに空を飛び、
相手ののどもとに食いつきます。
どうやって飛んでいるのかもわけがわかりません。

実験生物として作り出され、卵一個で放り出されたはずなのに
たくさん増えているのは、単体生殖したのでしょうか?

そしてそれほど増えたのに、船を破壊するだけで
全部の決着がついたようにかかれるのもわけがわかりません。
とにかく安くて意味がわからない映画でした。

どちらかといえばつまらなかったです。