主役は、半吸血鬼の男です。
そのまま放っておくと吸血鬼になってしまうので、
血清で吸血鬼ウイルスの動きをおさえて、
半吸血鬼として、吸血鬼とその眷属を退治しています。
ある日、主役が吸血鬼を倒したあと、
その吸血鬼は病院に運ばれました。
病院で復活し、治療にあたった医者を殺します。
襲われたものの、死なずに残った女医がヒロインで、
血液の専門家だったヒロインは、
しばらくしてから主役を人間に戻す研究を始めます。
主役が吸血鬼のボスたちを倒そうとしているあいだに、
主役の隠れ家がばれ、ヒロインはさらわれて
友人は半殺しにあいます。
戻ってきた主役から武器をもらい、友人は自殺します。
主役はヒロインをさらわれているので、悪者を追っていきます。
悪者は、主役の血を使って悪の魔王の力を
自分の体に宿そうとしています。
主役を捕らえて血をとり、力を手にすることに成功します。
主役と悪者が戦います。最終的には主役が勝ちます。
主役は人間になるのではなく、半吸血鬼として
吸血鬼と戦っていく決意をするのでした。
……というようなお話です。
黙っていたら吸血鬼になっていく男が、
その吸血鬼の体を生かして、吸血鬼退治をする内容です。
もろもろありますが、基本線は、悪者がすごい何かを召還し、
自分の体に憑依させる儀式を行うために行動し、
実際それを行い、主役と戦って負けるくらいの話です。
そこに、いやみなせりふや気持ちの悪い映像が加わり、
前編薄暗く、陰鬱な感じになっていました。
見ていて別に楽しくもない、面白いとも面白くないとも言えない、
なんとも言えない映画でした。