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2012-03-24
ブラッド・ワーク
BLOOD WORK
2002年 アメリカ
主役は定年間際のFBI捜査官です。

主役は、主役に挑戦してくる連続殺人犯を追っていました。
犯人を見つけて追いかけている途中で、
心臓に異常が出て倒れます。その後、警察を辞めました。

二年後、心臓移植できて助かります。
そのころからまた、同一犯と思われる事件が起こります。
主役はめずらしい血液型だったので、心臓移植手術の情報から、
心臓提供者の姉が主役のことをつきとめます。
この姉が準主役です。

準主役は、妹が殺される事件のことを調べて欲しいと
主役に言います。主役は調べることにします。

調べていくうちに、犯人は主役と接触がある人間だと
わかってきます。
被害者たちは無差別に殺されたのではなく、
なにか共通点によって殺されたのだと思い始めます。

主役が無茶な捜査をすると、容疑者は殺されて、
警察は殺された容疑者が犯人だと思いますが主役は納得しません。
さらに調査を進めます。

そのうち、殺された二人は献血に行っていて、
どちらも同じ血液型で、臓器のドナーであることがわかります。
二人とも珍しい血液型で、主役への臓器移植を目的として
殺されたというのがわかります。
殺したのは、主役の近くにいた、ボート暮らしの人間です。

犯人の名乗った偽名、No one(誰でもない)というものと、
今まで現場に残されていた数字の暗号に
1がない(No one)ことが一致したことで犯人だと気づきました。
犯人は主役の体を治して、また追う側追われる側で
たちの悪い追いかけっこをしたかったようです。

犯人は準主役と、準主役の妹のこどもをどこかに監禁し、
それを脅迫の材料として逃げようとしましたが、
主役は撃って案内させます。

沖で座礁した船の中に二人はいましたが、犯人には逃げられます。
二人を助けたあと、主役は犯人を追います。
犯人は逃げて、二人が待機するボートに襲い掛かります。
準主役はボートをぶつけ、犯人は傷を負います。
主役が犯人を撃ち、準主役が水に落として殺します。

主役は準主役と、準主役の妹のこどもと
新しい生活をはじめようとするのでした。


……というようなお話です。

捜査モノの映画です。
タイトルのブラッド・ワークは日本語に直すと
どうなるのかはよくわかりませんが、
犯人の残す現場の地文字や、主役の心臓、
献血によるつながりなど、
重要ポイントは血にかかっていたのが、なるほどと思いました。

調べるうちに犯人の背景がわかっていったり、容疑者が逃げたり、
逃げた後に殺されていたり、真犯人にたどり着い
て逃げられそうになったり、逃がさずに殺したりと、
要所要所ではっとするシーンも入り、
気がそれずに見ていられました。

全体的に結構おもしろく見られる映画でした。