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2012-04-12
ザ・インタープリター
THE INTERPRETER
2005年 アメリカ
主役はマイナーな小国出身の女性通訳です。

主役は国連の会議場で通訳として働いています。
ある日、忘れ物を取りに戻ったら、主役の国のトップを
暗殺する話を聞いてしまいました。
そこで通報すると、シークレットサービスがやってきます。
シークレットサービスは逆に主役を疑います。
この、疑う男性が準主役です。
準主役は妻に浮気され、浮気中に交通事故でなくしました。

主役は敬愛していた、自国の平和主義者を殺されています。
兄はそのときに行方不明になります。
家族も殺されていますが、国のトップが仕掛けた
地雷によるものです。

主役の家に、殺し屋が来ますが、失敗して逃げます。
殺し屋は仲間に殺されて死にます。

主役は準主役に部屋を監視されていますが、
まいて知り合いと会います。
冒頭で、国をよくしようとする平和主義者と
主役の兄が殺されたとき、一人で逃げ延びた男が
この知り合いのようです。
知り合いは、主役に、主役の兄は行方不明だと言います。
さらに、平和主義者と主役の兄を連れて行ったのは、
ライバルグループの主導者に、連合を組まないかと
誘われたからだと言います。

主役はこの国に来ている、そのライバルグループの指導者に
バスの中で会って話しかけます。
ライバルグループはその話し合いのことも、
兄のことも知りませんでした。
話を聞いた直後、バスを爆破され主役以外死にます。
誰かが命を狙っているようです。

そのうち、主役の生まれた国のトップが
国連で話す日が近づきます。
トップの人気が出たのは、かつての暗殺話が出たときに、
恐れずに演説したことによるのだそうです。
また暗殺話が出ているので、演説をしたら
人気を取り戻せそうです。

主役は会議の日、国に戻るふりをして、
会議場にいきます。

会議場では、護衛の一人が暗殺者を殺しましたが、
準主役に銃口を向けられます。
護衛は暗殺者がいる場所もわかっていました。
すべての黒幕は主役の国のトップで、
自作自演の暗殺劇で人気を回復させたかったようです。

主役は暗殺のどさくさにまぎれ、トップの部屋に入り、
銃で殺そうとします。
準主役が気づいて追ってきて、部屋の中で説得にあたります。
最終的に主役は殺すことを断念しました。


……というようなお話です。

主役が通報したら、逆に準主役から疑われるシーン以降、
うっとうしいやり取りが入るので見ていて疲れました。

真犯人を見つけ出すような捜査モノではないと思いましたが、
ぐだぐだと会話するシーンが多かったことを考えると、
自分たちの大事な人間を殺した相手をいかにして許すか、
許せるのか、という精神成長モノのようでした。

話は、邪魔者は排除してきた小国の悪者首相が、自作自演で
暗殺話を作って人気者になろうとしたというだけです。
それに絡んで主役と準主役は、殺人犯を自分の中で
許したら終わります。

会話などがうっとうしくて、
どちらかといえば面白くない方向の映画でした。