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2012-04-26
ボディ・ターゲット
NOWHERE TO RUN
1993年 アメリカ
主役は囚人の若い男です。
主役は友人と銀行強盗をしたとき、撃たれそうになったものの
友人が警備員を撃ち殺したので生き延びましたが、
つかまりました。

主役が護送車で刑務所へ移動するところで、
友人が車で助けに来て、護送車を転ばせます。
ほかの囚人たちをなぎ払い、主役と友人で逃げようとしますが
友人は護送車の人間に撃ち殺されます。

主役は金の隠し場所へたどり着き、金を手に入れます。
そこの付近で暮らしていたら、近所のこどもに見られます。

こどもの家は父親をなくして母子家庭で、
そこの母親がヒロインです。

ヒロインの家は、なにかの開発地域にかかっていて、
地上げ屋に狙われていました。
絡んできたところを主役が助け、
ヒロインの家にしばらく住むことになります。

主役とヒロインはそのうちお互い好意を持ち始め、
のちに行為に及びます。

主役が邪魔な土地の有力者や警官たちは
主役のことを調べ、脱走囚人であることをつきとめます。
主役に去るように言い、主役は去ります。

主役は逃げる途中食事をしていたところで
話とは関係ない警官に話しかけられて逃げます。
警察の追っ手がきます。
主役はそれを振り切ります。
けれど、ヒロインのことは振り切れなかったので戻ります。

ヒロインの家ではヒロインが地上げ屋と、
悪者のボスに襲われていました。
悪徳警官が来ますが、完全には悪者でなかったため、
地上げ屋にやられます。

主役が到着し、悪者たちと戦います。
殺し屋風の男は殺しますが、悪者のボスは殺せませんでした。
追っ手の警官隊が到着して、悪者のボスを捕まえます。

ヒロインは主役に逃げてと言いますが、
主役は捕まって、刑期を終えて戻ることを望むのでした。


……というようなお話です。

映画の半分くらいは悪者が地上げ行為などで
好き勝手振舞うシーンなので胸糞悪いです。

主役もぼちぼちと場当たり的に暴力で止めますが、
ごく短時間です。
そのため、お約束どおりどんどんひどくなって
最後はヒロインが殺されかけます。
そこでさらにお約束で主役が駆けつけて解決しますが、
まったくすっきりしません。

あんな田舎で、悪者がのさばって放火したり
人を殺したりしてもなにも言われない場所なのですから、
人の土地に重機を持ってきてガソリンを撒いている相手を
叩きのめしたのなら、そのままガソリンまみれにして
火をつけて全員焼き殺したのち、通報して、
人の土地に不法侵入してガソリンを撒いた挙句、
タバコの不始末で自分を燃やして死んだばかな事故としてでも
処理してほしかったと思います。

爽快感はまったくなく、お約束の話の流れでしたが、
見終わることはできました。
全体としては見られる方向でした。