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2012-11-30
ガントレット
THE GAUNTLET
1977年 アメリカ
はみ出しものの割には純粋な刑事の男が主役です。

主役はある日、遠い監獄から囚人の女を引き取り、
運んでくるように言われます。
この女性がヒロインです。

命令を受けて引き取って移送しようとしたら
いろいろ襲ってきます。
その前に連絡を入れていたのは警察のお偉いですが、
疑いもしません。

とりあえず逃げて、また連絡を入れると追っ手がかかり
殺されそうになります。
それでも警察のお偉いを疑いません。
ヒロインは上が怪しいといいます。

ヒロインは、その警察のお偉いと、検事局のお偉いと、
マフィアとの癒着の情報を知っているようです。
警察のお偉いはそれがばれるのを防ぐために
主役とヒロインを殺そうとします。

主役はパトカーをハイジャックして待ち合わせ場所まで
いかせます。パトカーの警察は撃ち殺されます。
それも主役のせいにされます。

主役は怒ってバスをハイジャックして、
通る場所も予告してのりつけます。
手前で主役の友達がいて、説得をしますが
狙撃手により友達は撃ち殺されます。

警察のお偉いが警官を配備していたのでバスは銃撃されます。
ひたすら打たれても進み続け、運ぶ位置まできたら
みんな撃つのをやめました。

警察のお偉いが出てきて殺せと言いますが、撃ちません。
主役は検事局のお偉いをつかまえて裏を吐かせます。
警察のお偉いは主役を撃ちます。
ヒロインが警察のお偉いを撃ち殺します。


……というようなお話です。

主役が警察のお偉いに話した内容で殺されかけたのに、
お偉いをまったく疑わないところにあきれました。

最初はよくある、うるさい女とのくだらないやりとりで
いらいらとしました。

最後はバスを止めるはずなのに、車止めも車による
バリケードも使わず、ひたすら銃撃でげんなりしました。
最初のほうでも、主役たちが休憩していた家を
警察が囲んで家が壊れるほど撃っていたので、
監督がひたすら銃撃シーンでもとりたかったのでしょう。
いくら凶悪犯だろうと、家の外からミンチになるだけ
銃撃する必要がどこにあるでしょうか?

筋も装置もいいかげんで、見ていてあきれる映画です。
つまらなくはありませんが、決しておもしろくはありません。

おもしろいともつまらないとも言えない映画でした。