主役は脳腫瘍のために死期が近い少年です。
準主役は蝶の学者である老人です。
主役はかつて準主役の話をテレビで見て、
とてもきれいだという蝶にあこがれました。
見てみたいと思っていたのですが、死期が近づいてきたので
一緒に行ってくれるように準主役に母親とお願いします。
準主役はいったんは断りますが、ひとりではほとんど立てない
主役が一人で飛行機に乗ろうとしたのをしり、
連れて行くことにしました。
ジャングルは険しく、危険や大変なことなどがありますが、
その中でそれぞれが自分を見つめていきます。
主役と準主役の間に友情も生まれます。
ある日、主役と準主役だけで蝶を見るために出かけます。
ほかのメンバーは邪魔になるのでおいていきます。
蝶を見つけてつかまえようと走るうち、
穴に落ちてしまいます。
準主役は大怪我をします。
主役は助けようと村を目指して走ります。
途中で倒れているところを、迎えに来た母親たちに助けられ、
準主役の居場所も教えることができました。
みんな助かって戻りました。
村に戻ると女の子が主役に、捕まえようとしていた
蝶をくれました。
主役はそれを標本にするため殺そうとしますが、
思いとどまって空に放します。
その後、主役の脳腫瘍は消えていました。
……というようなお話です。
すこし冒険をした少年が、すこし大人になる話です。
最初から死がちらついているので
見るのは気が重かったのですが、
重くなりすぎずにたんたんと話が進んでいきました。
蝶が飛ぶシーンは安っぽかったのが気になりましたが、
それ以外は特に気になりませんでした。
しみじみとして、意外とおもしろく見られる映画でした。