主役は母親を殺され、殺した地元マフィアのボスに引き取られ、
暴力行為だけをしこまれて用心棒にされた男です。
ただし、そのことを知りません。

主役は地元マフィアのボスにつれられて、金の取立ての際に
暴力行為を行っていました。
けれどまったく勉強などはさせてもらえなかったため
命令を理解できず、そのせいで怒られます。

そのうち金持ちたちの見る、殺し合いゲームに参加させられます。
勝ちますが、帰り道に地元マフィアのボスと一緒に
銃撃されます。

主役はどうにか生き延びて、すこし前に会った
人のいいピアノ調律師のところに行き、倒れます。
ピアノ調律師の老人は家に運び手当てします。

主役はそこでくらすようになります。
老人と、老人と一緒に暮らす若い女性と一つ屋根の下で
家族になっていきます。
老人と一緒に暮らす若い女性は、老人の友人の娘です。
友人は事故で死んだのでかわりに育てています。

そのうち、マフィアの手下とでくわします。
死んだと思っていた地元マフィアのボスは生きていたようです。
脅されて連れて行かれます。
また地下格闘場で殺し合いをさせられます。
殺すのは嫌がります。
地元マフィアのボスに怒られます。
主役は逃げます。

主役のピアノの思い出から、母親の手がかりがわかります。
老人はピアノから、主役の母親のてがかりを探します。
学校に行き、ピアノのうまい女性だったとわかります。

老人と一緒に暮らす若い女性は主役の母親の写っている写真から、
その写真に写っている楽譜を調べ、ピアノで弾きます。
主役は記憶を思い出します。
地元マフィアのボスが自分の母を殺したことも思い出します。

逃げようとしたら地元マフィアのボスたちが
手下と一緒にやってきたので戦います。
ボスを殺そうとすると老人たちに止められます。

とりあえずその場所から逃げ、
老人と一緒に暮らす若い女性がピアノを大舞台で弾くのを
見に行ったのでした。


……というようなお話です。

自分の親を殺した相手にだまされて飼い犬にされていた人間が、
まっとうな人間のやさしさに触れたことで
首輪と鎖を断ち切り、人間に戻るようなお話です。

主役をだましていた、地元マフィアのボスが
銃撃されても一か月で普通に生活しているのが
よくわかりませんでしたが、
話は方向性がわかったので見ていられました。

おもしろく見られる感じの映画でした。