主役は父親をなくして長いことたつ、高校生の女の子です。

学校生活の中で男の子と知り合い、恋愛感情を持ったら
その相手は自分のきょうだいのようでがっかりします。

けれど男の子が調べるなどするうちに
兄弟じゃないとわかり、ほっとするのでした。


……というようなお話です。

映画の中盤まで、もっぱら日常の話が描かれます。
これはどういう内容で、どうしたいのだろうと思っていたら、
中盤過ぎになっていきなり、
二人はお互い好きあっていると示されます。

いつそこまでの情動を持つようになったのかと驚くと、
すぐに二人は血縁関係にあるかもしれないとの話が出て、
それに動揺したのち、それは実際には違ったとわかって
話が終わります。

終わりは話も進み、気分的にもよい終わりなのですが、
そこに行くまでが何をやりたいのかわからず、
冗長で見ていて疲れました。

見終わった感想だけで言うのなら、
どちらかといえばおもしろく見られる映画だったと思います。