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2013-02-07
フォーリング・ダウン
FALLING DOWN
1993年 アメリカ
主役は独善的で乱暴な男です。

ある日主役は会社を首になります。
帰り道は渋滞で暑く、車の中には虫もいて、
ウィンドウも壊れます。
いらついた主役は車を乗り捨てて家へと帰りだします。
そのすこしあと、主役の車をわきにどかす協力をしたのが、
その日警官を退職するつもりの男です。
これが準主役です。

主役は妻と離婚し、元妻と娘に接近禁止令が出ています。
けれど電話をし、その日誕生日の娘に合いに行くと
言おうとしています。

主役は電話をしますが無言だったので切られます。
小銭が切れたので個人商店で両替しようとしたら断られ、
品物を買おうとすると電話代が残りません。
店主は主役を強盗のように扱おうとしたので
主役は逆上し、バットを奪い、店を破壊します。

そのまま家に向かうと、途中でばか二人に絡まれます。
ナイフで脅してきたのでバットで返り討ちにします。

また家に向かう途中で電話をかけていると、
先ほどのばかが仲間を連れて車でやってきて、
銃を乱射して大惨事になりますが主役は無事です。
ばかたちは車で事故を起こします。

主役は事故を起こした車のところに行き、
銃のバッグを拾ってばかの足を撃ちます。

主役は靴と服を買いに店に入ります。
警察が着ますが店主がかくまいます。
店主は警察無線を聞いて主役のことを知っていたので、
自分と同じ嗜好の持ち主だと思います。
けれど違って、主役に襲い掛かります。
主役はナイフで店主を刺し、銃で殺します。

途中途中で問題を起こしながら、家に帰ります。
準主役は主役のことに気づいて、捜査を開始します。

主役を見つけますが、逃げられます。

主役は妻と娘がいる場所にあたりをつけ、見つけます。
妻と娘と会います。そこに準主役も来ます。

準主役が話しかけます。
油断したところを妻が銃を奪って海に捨てます。

準主役は降伏を求めますが、主役は拒みます。
隠し持っていた水鉄砲を準主役に撃ち、
準主役は銃で主役を殺しました。


……というようなお話です。

冗談のように主役が絡み、絡まれては逆上して
周りを破壊します。
わらしべ長者のように主役の武器が強くなっていきます。

主役の言うこと、逆上することも理解はできますが、
すべてうなづけることばかりではなく、
独りよがりなものも多々ありました。
そんな中で冗談のように人が殺され、死んでいきます。

社会のばかばかしさも、見せたいもののひとつだと
思わせるような撮り方です。

話はあくまで重くならずにつらつらと進んでいく上、
展開がどうなるのか先が見えないので
気になって見られました。

終わりでは、主役は自分の行為の責任を取ることになりますが、
決して法律に基づいてなどではなく、自分勝手に決めた
自分の独善的な責任の取り方をするというのも
おもしろかったと思います。

全体的に見ると、結構おもしろく見られる映画でした。