時代は黒人差別がまだとても激しいころ。
主役は金のない男です。
家のローンが払えなくて困っていたら、
悪い男が人探しの仕事を頼んできたので引き受けます。
探して偽の情報をつかまされ、
それを報告したら殺されそうになります。
会った人間も殺されています。
主役はそのうちに、探している女と会います。
女は連れて行かれる前によりたいところがあるというので
連れて行ったらそこでも人が死んでいて、
女は主役を一人残して車で逃げます。
主役は殺人の容疑でつかまりそうになります。
猶予をもらって調べます。
家に悪者が来るので、対抗策として悪い仲間も呼びます。
調べていったら、探していた女は
選挙に出るような金持ちの女で、実は黒人の血統でした。
その証拠写真で脅されていたのでした。
女を探していたのは、選挙で敵となる陣営のほうでした。
女は連れ去られますが、主役たちが追いつき、
敵を倒して救い出します。
女は証拠を隠し、これでもう脅されずに済み、
金持ちの男と結婚できると思っていたのですが、
男のほうは黒人とは結婚できないと断るのでした。
……というようなお話です。
基本的には人種差別の話で、見ていて気分は良くなかったです。
主役の仕事の中途半端ぶりによって、結局は裏の話が
明らかになりますが、適当さにいらいらしました。
主役の仕事は女を見つけて引き渡すことなのですから、
逃がさずにふんじばってさっさと引き渡せば
それで話が無駄に伸びることもなく終わっていました。
とりたててつまらないところはありませんでしたが、
まったくおもしろくもありませんでした。
なんとも言えない映画でした。