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2013-02-08
運命のボタン
THE BOX
2009年 アメリカ
主役は夫、準主役は妻です。

主役は宇宙飛行士選抜で作為的に落とされ、
準主役は仕事での収入を作為的に減らされました。
準主役には足の手術費でお金が必要です。

そんなとき、荷物が届きます。
その後一人の老人が来て、説明します。
荷物はボタンのついた箱で、ボタンを押すと
知らない誰かが死にますが、主役たちに大金が入ります。

準主役は悩んだ末に押してしまいます。

その箱は神様のようなものが人間を試すために与えたもので、
自分の利益のために他人を殺すのは間違っていました。
そこで、罰を与えられます。

こどもが目と耳の機能を失ったままにするか、
ボタンを押した妻を夫が殺すかの二択です。
準主役は殺してといい、主役は殺しました。


……というようなお話です。

道徳の授業用に作られた、たちの悪い話のような感じです。

内容としては、ボタンを押すと知らない誰かが死に、
代わりに自分には大金が入る箱を与えられた人が、
ボタンを押してしまったので、箱を作った神様から
罰を与えられるという程度のものです。

そのわりには、無駄にこどもがちょろちょろしたり、
こどものベビーシッターが思わせぶりに行動したりします。
途中まで誰が押したか隠されているので、
話を盗み聞きしたこどもが押したのかもしれないと
思っていましたが、そんなことはありませんでした。

また、大金を地下室に隠したあと、
こどもが地下室に行ったのでひと悶着あるかと思いきや、
なにもありませんでした。
そういう無駄な内容が多くて、話にはマイナスだったと
感じました。

全体としては、つまらなくはありませんが
おもしろいとも言えない、なんとも言えない映画でした。