炭鉱の町で、石炭が取れなくなって
鉱山が閉山することになります。
そこで別の産業をと、出してきたのがハワイっぽさを出した
テーマパークのようなもの。
炭鉱労働者の娘を集めてダンスをし、呼び物にしようとします。
けれど時代が古いので、人前で肌を出すことなど含め、
もろもろのことに反発を受けます。
最初は田舎町に教えに来た先生も生徒も腐っていましたが
だんだんとやる気が出、それに影響されてだんだんと
周りも変わって行き、最後の最後では
みんなが歓迎してくれたのでした。
……というようなお話です。
全編において、少年漫画やどこかの映画で見たような
『お約束』に満ち満ちた内容でした。
よくあるパターンとしては、やる気のない何かの中に
やる気のある指導者が入るというほうが多いでしょうが、
その指導者を一段階下げて、両方やる気をなくしたら
この映画になります。
ありがちなわりには、時代と周りが暗く、
惨めさのようなものが全編に出ていて、
見ていて嫌な気分になりました。
わざとらしい方言もくすぐったくて映画に入れません。
おもしろいかつまらないかのどちらかで言えば、
おもしろく見られる方向ではありました。