主役は泥棒です。
ある日仕事を依頼され、仲間と銀行の貸し金庫破りをします。
中にある黒いダイヤを盗みます。
途中で雇い主が裏切り、警官が来たので逃げます。
地下鉄の屋根に乗っているところで、
盗んだ黒いダイヤを落としてしまいます。
拾って鑑定させたら奪われます。
悪者からよこせと脅されます。
主役の娘はさらわれます。
盗みの邪魔をした男は捜査官でした。これが準主役です。
準主役は黒いダイヤモンドは自分が持っているといいます。
混乱させている間に、娘を助けようと、手を組みます。
ダイヤを追って、主役たちは悪者のところに乗り込んでいきます。
けれど相手にされません。
別の悪者のアジトに侵入したりして探します。
ダイヤを奪われた男と一緒に、地下格闘場に行き、
奪っていった男がしていた指輪を手がかりに、
犯人の一人を見つけます。
誘拐された娘がどうにか電話をかけてきて、
居場所がわかります。
黒いダイヤは新しい核兵器の元で、それを悪者たちが
競売にかけるようです。
主役たちは競売場に乗り込みます。
娘は逃げ出します。
悪者を倒し、娘を助けます。
主役はいろいろの悪事を見逃してもらえそうです。
……というようなお話です。
悪者のボスの手下が殺そうと襲ってきて返り討ちに
したところでは、倒したあとにボスも殺して欲しかったです。
話はなにを見せたいのかよくわからない作りでした。
俳優からするとアクションを見せたいのかとも思いますが、
冒頭で盗みの邪魔をするところと、
中盤で地下格闘場で絡まれるところ、
終盤で裏切り者の知り合いとむきあうところくらいしか
戦いのアクションシーンはありません。
はじめは銀行破りの映画かとも思いましたが、
意外と長い時間をかけるわりには
銀行強盗すらあまり意味がありません。
主役と準主役が手を組むのも、三分の一すぎあたりです。
映像としてはそれなりに動きもあって、
飽きずに見続けられはしましたが、
全体としてはどちらかといえばおもしろく見られる感じ
というぐらいでした。