1385
2013-03-15
レア 魔性の肉体
PALMETTO
1998年 アメリカ
主役はお偉いの汚職をみてしまったものの、
買収に応じなかったので汚い手で刑務所に入れられた男です。

主役は突然刑務所から出されます。
出てバーに行ったら電話のところに大金の入ったかばんが
あったのでお金をぬきます。
けれどそのとき持ち主の女がやってきて、
逃げられなくなります。

話をします。仕事があるそうです。
後で話すというので、話に乗ろうとします。

後日、女の家に行ったら大邸宅でした。
狂言誘拐で夫から金を騙し取りたいと言います。
誘拐される相手もグルだと言います。
主役は、その相手と会います。
グルっぽいので話に乗ります。

誘拐当日、誘拐される相手が駐車場でもめごとを起こし、
主役が助けに入って顔を見られます。
それから誘拐します。
その後、お金の取引などをして監禁場所に戻ると
誘拐した相手は死んでいました。

死体を車で運ぶ途中、警官に見つかってごまかそうとしますが
相手の行為で逃げ切れず、警官を気絶させて逃げます。

家に帰ったら、同棲相手に車のことを聞かれ、
つんだ死体のこともばれます。
同棲相手もまきこみます。

警察の手伝いをしていたら、誘拐前にもめた相手や
監禁場所のホテルの従業員から、主役の関与がばれたので
主役は逃げます。
家に戻ります。

主役の雇い主の女と一緒にいた男が来ます。
主役の雇い主の女(悪者)との会話を録音したテープを出し、
取引を持ちかけます。
悪者と一緒にいた男は死体の処理をします。

それでも主役の不利は変わらないので、
主役は悪者の家に行きます。
家の主に、犯行はその妻だとばらしますが、
出てきた妻は別人でした。

家の主人の妻と見せかけた女は、その使用人でした。
悪者の女と一緒にいた男は、その夫となる予定の元警官でした。
殺された、誘拐された女は別人でした。
主役にすべての罪を負わせるため、悪者が仕組んだ罠でした。

家の主は主役を始末するように言うので、
悪者と男は主役を殺しにかかります。

主役はその状況を、協力している警察に流していたので
警察が踏み込んで助けられました。


……というお話でした。

二度目くらいの映画でしたが、
落ちなどはすっかり忘れていました。

それなりに新鮮な気分で見ていたところ、
気になったのは主役のうかつさです。
誘拐される少女のことも、ただの会話だけで
何も調べずに誘拐に加担するのは
正気の沙汰とは思えませんでした。

また、せっかく刑務所から出られたのですから、
犯罪にいこうとせず、まっとうに暮らそうとして
欲しくかったです。

映画の三分の一は主役が犯罪に加担するまで、
三分の一は主役が追い詰められるところ、
三分の一はさらに追い詰められてからの解決、
という感じで、追い詰められる行為が息苦しかったです。

微妙な気分は感じましたが退屈はせず見ていられたので、
全体としてはおもしろく見られる感じの映画でした。