1402
2013-04-12
マリン・クラッシュ
2000年 アメリカ
主役たちはCIA職員かなにかです。

民間と国が一緒に開発した、兵器衛星の制御装置1が奪われます。
制御装置2もないと使えないので、悪者は狙ってくると考えます。

制御装置2を乗せた飛行機に、CIA職員一人と
民間開発業者の会長なども乗り込みます。

悪者は制御装置2を奪うために、飛行機を海面に着陸させました。
飛行機は沈みますが、悪者たちはもぐってきて、
奪って逃げます。

飛行機内部では赤ちゃんもうまれそうで、救助を待ちます。
別働隊は犯人の手がかりを追っていました。

飛行機はどうにか救難信号を打てたので、救助隊が来ます。
助かります。

別働隊に、兵器衛星の攻撃指令を防ぐ手段が伝えられます。
別働隊は悪者のアジトに乗り込みます。
攻撃動作に入っていましたが、止めます。
逃げる悪者をバズーカで車ごと撃ち殺します。


……というようなお話です。

何がやりたいのかまったくわからない内容でした。

大半は海に沈んだ飛行機の中でどうするかと、
それをどう救助するかが流れます。
けれどそこにたいした話はなく、
なんとなく危機感をあげるために妊婦が出産しそうになります。

最初に制御装置1が盗まれるところでは、
警備員と悪者が対面しての撃ち合いになるのに、
警備員が敵に一発もあてられない適当さです。

沈んだ船は人間がもぐれる深さで、
もぐって脱出できる人間がほとんどなのに、
もぐって脱出はさせません。
予備の酸素ボンベを渡して、酸欠で死ぬ時間を延長させたり、
その場から脱出させたりもしません。
なぜか全員入ったまま飛行機を持ち上げるという作戦になり、
大半脱出したものの、逃げ遅れた人が死にます。

最後は逃げる悪者をバズーカで撃ち殺しますが、
逃げられないように車を壊したりなどは
まったくしていないお粗末さです。

すごく安っぽく、いきあたりばったりのような感じで、
見ていて退屈はしませんでしたが
おもしろさがわかりませんでした。

全体としては、おもしろいかつまらないかの極端な二択でのみ、
おもしろく見られる方向の映画だったと思います。