主役は独断で捜査した事件で手柄を上げて
刑事に昇格した女性です。

主役が肉体関係を持った男が次々と殺されていきます。
主役は自分が知らないうちに殺したのではないかと思います。

けれど、自分の育ての親が殺していました。
その育ての親は主役の同僚に罪をなすりつけようとしましたが
主役が断罪して殺しました。


……というようなお話です。

ジャンルはサスペンスモノになるでしょうか。

主役が関わった人間が殺されていくというのは
すこしおもしろかったのですが、作りが甘かったです。

犯人として考えられるのは、
主役本人・ストーカー同僚・新しい相棒・カウンセラー・
育て親の5人です。
ただ、新しい相棒だと動機が薄く、
ストーカー同僚だった場合そのまま過ぎて、
主役本人だった場合人格乖離あたりになってオチがつかないため、
犯人はカウンセラーか育て親くらいにでしかまとまりません。

結局犯人は育ての親で、精神異常的なオチになりましたが、
特に驚きもありませんでした。
育ての親は主役の母親が好きで、でも報われなかったので
主役の母親が浮気をしていたことを
同僚である主役の父親に言ったところ
主役の父親は主役の母親を殺したらしいです。
そこらへんはまとまってよかったと思いました。

でも行きずりの男とすぐ性行為に及ぶ主役の女性含め、
不愉快になる人物や状況がすごく多くて
見るのをやめたくなりました。

状況も特にはらはらするわけでもなく
たんたんと過ぎて行き、見ていて楽しめませんでした。

つまらないとは言い切れませんが、おもしろくはない、
なんとも言えない映画でした。