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2013-06-14
クラーケンフィールド HAKAISHIN
DEADLY WATER
2006年 アメリカ
主役は古代の伝説が事実に基づいたものだと証明したくて
海の底で沈没船などを探す女性です。
そういう内容の先生です。

準主役は、ある日家族で夜の海に出ていたら、
両親を巨大なイカに殺されたので
そのイカを探している男性です。

ある日、主役の調査で仲間がイカに殺されて、
それを別の仲間が発表します。
イカのことを知り、準主役がやってきて仲間になります。

主役たちはおたからの手がかりを見つけますが
イカも来たのでとりあえず帰ります。

仲間の一人が、情報を敵に売ります。
敵は沈没船の財宝を欲しがっています。

敵は沈没船のところまでいきます。
主役たちも追いつきますが、襲われます。
準主役はもぐっていて平気でした。

主役たちは敵の船に捕らわれます。
仲間の一人が殺されます。

敵はお宝を手に入れます。
準主役も敵の船に来て戦います。

イカも襲ってきます。敵は死にます。
主役たちは生き残りました。

巨大イカが守ろうとしているらしい宝石だけは
海の底に沈めました。


……というようなお話です。

未知の生物に襲われて、どうにか退治するような話かと思いきや、
基本的に話にはまったくかかわりません。

主役が海で宝物を探すのが前半、中盤で悪者がでてきて
後半で主役とぶつかります。
最後の最後でイカが襲って来て戦うだけ、という
なんともしまらない話です。

しかも悪者が無駄にいらつくので、見ていて不愉快です。

イカ自体も、クラーケンやスキュラといった
伝説の生物だと言っていますが、見た目上の区別がわかりません。
ただの大王イカが浅いところまであがってきただけの
ようにも思えます。

なぜそんなイカが宝石を守り、目で見えなくても
宝石のありかを察知し、人が奪うと襲い掛かってくるのかも
まったくなぞでした。

とにかくお安い上に不愉快で、タイトルのクラーケンも
メインで登場するわけではなく、
全体としてたいしたことのない映画でした。