1431
2013-09-11
ホーム・アローン3
HOME ALONE 3
1998年 アメリカ
主役は小学校低学年くらいの男の子です。

ある日、ご近所さんの手伝いをしてもらったラジコンは、
空港で荷物取り違えによって手に入ったものでした。

もともとのラジコンは、悪者たちが兵器用の高性能チップを
隠すために使用していたものでした。
悪者たちはチップを追って、主役の近所にやってきます。

悪者たちは空き巣をしますが、水疱瘡で家にいる
主役が気づいて警察に通報します。
けれど悪者たちが証拠を残さず逃げたので
うそつき呼ばわりされます。

また見つけてまた通報しても同じことになり、
うそつき呼ばわりされます。

そのうち悪者に主役の存在がばれ、チップを持っていることも
明らかになります。

主役は一人で戦うことを決意し、家人がいなくなった家で、
乗り込んでこようとする悪者たちと戦います。
主役はいろいろ家にあるものを使い、罠を作ります。

悪者たちは一度は主役を捕まえかけますが
主役に逃げられます。
主役はさらに罠にはめ、悪者たちを動けなくします。

そこへ政府の人間がかけつけて悪者たちを捕らえます。
主役がチップに気づいて通報していたのが、
かなりの時間差で効いてきたのでした。

悪者は捕まり、主役は名誉を挽回しました。


……というようなお話です。

何度か見た映画ですが、今見ると、今の技術なら
もっと簡単にいろんなことができたんだろうなあと
しみじみしました。

たとえば悪者がやってきて周りの家を荒らしているところなど、
今だったらスマートフォンで写真を撮ったり録画したりして、
ネットにアップなどできるでしょうし、
パソコンがネットにつながっているなら
webカメラで保存することもできるでしょう。

それは置いておいても、主役の行動が甘い部分は
かなり目立ちました。

最初にラジコンにカメラをつけて、
テレビに電波を飛ばして見ながら運転するところでは、
その電波の受信装置を直接テレビにつなげずに
ビデオ入力につなげば、ビデオデッキで録画できたはずです。

また、敵が取りに来るチップも、
いっそ親にまかせるか、手紙としてどこかに送ってしまうことも
できたと思います。
でもこの映画では、そういうことは考えてはいけないのでしょう。

悪者が襲ってくるので、しかけを使ってこどもが返り討ちにする、
というコメディー映画としては、動きもあり、
ところどころ笑えもして、楽しんで見られました。

散々主役をばかにしていたものの、最後にさらりと
手のひらを返したように言い人ぶろうとする
主役のきょうだいたちにはいらっとさせられましたが、
全体としてはおもしろく見られる感じの映画でした。