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2013-09-20
デトネーター
THE DETONATOR
2006年 アメリカ
主役はやり手の暴力刑事のような人間です。
元CIAだそうです。元相棒のせいで辞めたとか。

犯人への暴力で裁判所から出頭要請が出ています。
期日は2日後あたりです。

けれどその日の前に遠い場所で、銃の密売をつぶします。
悪者に被害が出ます。

主役は地元警察から邪魔にされます。
帰るときにはついでに、事件にかかわりのある女性を
保護して行ってくれと言われます。
この女性がヒロインです。

ヒロインの夫は銃の密売マフィアの会計士で、
会計士はマフィアの金を横流ししていたので殺されました。
金はヒロインが手にしました。
大金を持ったまま移動していたのをつかまったそうです。

銃の密売マフィアたちはヒロインを奪おうと
やっきになって押し寄せます。
銃の密売マフィアのボスは地方有力者で、
フットボールのチームを持っています。
そのフットボールチームの遠征などを利用し、
武器売買をやっているようです。

マフィアはヒロインの息子を人質に取ります。
ヒロインは主役を裏切り、隠れ家でマフィアに連絡します。
金のありかの口座番号を教えるかわりに、
息子の命を主役に預けようとしたようです。

二人は捕まります。主役は移送中の車を破壊し、脱出します。
警官のバイクを奪ってヒロインを追います。

ヒロインとこどもが落ち合い、脅されているあたりで
主役がやってきます。銃撃戦になります。
悪者を撃ち殺します。

主役の本拠地に戻ります。
かつての相棒が裏切り者で、撃ち合いになって
相打ちしたように見せます。

主役の葬式が行われます。
主役は生きていて、ヒロインとそのこどもとくっついています。
主役は名前を変えて生きていくようです。


……というようなお話です。

敵は不愉快でヒロインも基本的に不愉快で、
主役の仲間も不愉快です。
見ていて基本的に不愉快で、特に楽しめませんでした。

女性がただ裏切ったと思いきや、こどものためだったとか、
裏切りが主役の上司だと思いきや、主役の元相棒だったとか、
主役が殺されたと思いきや生きていたとか、
観客を無駄にミスリードさせるものもあっていらつきました。

最後の主役が殺されるように見えたところでは、
なぜそうなってなぜ主役が生きているのか
よくわかりませんでした。
普段から防弾チョッキをつけておくとかがあったなら
そう提示しておいて欲しかったところです。

飽きずには見ていられるので、
見流す分にはおもしろく見られる方向の映画でした。