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2013-10-11
名犬ラッシー
LASSIE
2005年 フランス・イギリス・アメリカ・アイルランド
主役は炭鉱労働者の息子です。
主役は犬を飼っています。
その犬が、金持ちの目に留まります。
犬の名前がタイトルにもある、ラッシーです。

金持ちは犬を売れと言ってきます。
親は家族だから売らないと断ります。

主役の親が勤めている炭鉱が閉山になります。
この先のお金が困ります。
親は家族だと言っていた犬を売り払います。

主役はすねます。
話題に出すと母親が発狂するので口に出せなくなっていきます。

犬は金持ちの家からたびたび脱走します。
主役の親は困ります。

金持ちは犬を連れて、遠くに行きます。
遠くで、金持ちの家の孫娘の手伝いもあり、
犬は脱出します。
犬は家を目指します。

不愉快な人間に捕まったり乱暴されたりしながらも、
ごく一部のまともな人間に助けられて、
最終的に犬は主役の家に戻ります。

金持ちは感心し、主役の一家ごと犬を飼うことにしました。


……というようなお話です。

基本的には不愉快な人間が不愉快な言葉を垂れ流すばかりの、
不愉快な内容です。

ごくたまにまともな人間が出ますが、
だいたいにおいては心無い人間が
のさばっているシーンばかりなので
見ていてとてもうんざりしました。

そんな中で、犬が何個かのエピソードを経ながら
家に帰り、疲れて死にそうになりながらも復活したら、
あとは犬ごと金持ちの家に飼われることになって終わります。

犬は飼い主が変わったら逃げ出して元の飼い主のもとに
戻ったというのに、人間は飼い主が変わっても喜んで
あたらしい飼い主の下でしっぽをふったという、
皮肉なのでしょうか。

基本的にはまったくおもしろみのない話です。
全体としては不愉快さが前面に出すぎて、
どちらかといえばつまらない方向の映画でした。