1452
2013-10-15
パニッシャー
THE PUNISHER
2004年 アメリカ
主役は潜入捜査官です。

最後の仕事で、おとり捜査の相手を他の警官が
殺してしまいました。
死んだのは悪者のボスの息子でした。
悪者のボスは復讐を決意します。

主役たちが集まる海辺のパーティーで、
片っ端から友人ごと撃ち殺していきます。
主役の妻と息子は車で逃げますが、桟橋で撃ち殺されます。

主役は父親と組み、敵をそれなりに殺して
妻と息子を追います。
父は殺され、自分も殺されかけて、周りを燃やされます。
けれど主役は生きていました。
助けられて復讐に向かいます。

悪者のボスの、奥さんの車を盗んで
駐車禁止の切符をきらせたり、
変な電話をかけたりします。
これは最後に、悪者のボスが自分の右腕の部下と
自分の奥さんを裏切って、悪者のボスが
自分で殺すように仕向ける作戦でした。

主役は悪者のボスの、それほど重要でもない手下を
仲間にします。

主役は車を改造します。
鉄板を中に入れたりします。
敵に襲われて逃げます。
どうにか返り討ちにします。

主役のアジトに敵が来ます。
家の中で格闘して、どうにか倒します。
けれど悪者のボスも来ます。
アパートの仲間が拷問を受けますが、口を割りません。

主役は悪者のボスの本拠地に乗り込みます。
手下たちを殺していきます。
逃げるボスを軽く撃ち、車にくくりつけたのち、
周りの車を爆発させて、焼き殺しました。

主役は復讐を果たしたので自殺しようとしますが
思いとどまります。
悪者を私的に罰する人になって生きることにしました。


……というようなお話です。

主役は特に強いわけでもなく、最初から殺されるような傷を負い、
奇跡的に一命を取り留めるような人間です。

その後も日曜大工的に車を改造したり家に武器を仕込んだり、
なぜか家に乗り込んできた敵に殺されかけたりと
強くてかっこいいヒーローではありません。
お手製ヒーローというか、どことなく情けない感じです。

ところどころに微妙な遊びが入りますが、
別にいらなかったと思います。
シリアスなのか逆なのか、今ひとつどっちつかずの
印象になってしまいました。

本当の見所は最後の最後に悪者のアジトに
突入して皆殺しにするところくらいしかなかったように思います。

全体としてはどちらかといえば面白く見られる方向、
程度の映画でした。