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2013-10-22
ラストサマー2
I STILL KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER
1998年 アメリカ
舞台は現代アメリカの町で、主役は大学生の女性です。

主役はかつて気違いに襲われました。
友人二人を殺されましたが、生き残りました。
男友達と、悪者を殺した感じになりました。
その男友達と付き合っていますが、
最近は遠距離恋愛ですれ違いがちです。

ある日、主役のルームメイトに電話が来ます。
クイズに正解して海外旅行に行こうというようなものです。
ルームメイトは正解します。
外国にいけることになります。

4人でいけるというので、ルームメイトは恋人と、
主役を連れて行くことにします。
主役は恋人を連れて行くことにします。

主役の恋人はいったん断りますが、行くことにします。
友人に送っていってもらいます。
けれど途中で、前作の気違いに襲われます。
友人は殺され、友人の恋人は怪我をします。
待ち合わせ場所には行けなくなります。

待ち合わせ場所には主役の恋人の代わりに、
主役のストーカーみたいな男が来ます。
クイズに正解して海外旅行に行こうというような
電話の声と同じ声をした男です。
それと一緒に行くことになります。

旅行先の人間はたいてい不愉快な連中でした。
そのうち死んでいきます。
主役はこの島にも前作の気違いがいると確信します。

気違いは急に元気に暴れだします。
島の人間はたいてい殺されていました。
生きていた老人は、主役たちが殺されないように
祈っていたらしいです。
主役のストーカーの男を襲います。
でも倒しきれません。

主役のストーカーと主役たちは合流します。
主役のストーカーは、実は気違いの息子だと言います。
襲ってきますが、婚約指輪を質に入れて銃を手にした、
主役の恋人が現れて守ろうとします。

銃は落とされます。
主役の恋人は殺されかけます。
主役の恋人は体をひねって逃げ、代わりに気違いの息子を
気違い本人に殺させます。

気違いに主役の恋人が殺されかけます。
主役が銃を拾って、気違いを撃ち殺します。
気違いは穴に落ちます。死んだ様子です。

その後警察も来て、主役は帰ります。
主役の恋人と同棲していたところ、
また気違いが現れて主役は襲われました。


……というようなお話です。

前作と主役が同じで、話はつながっているようです。
けれど、前作の最後に主役が襲われたのは
なかったことになっているようでした。
そういう、『なんだか雰囲気でごまかした』という
感じがすべての内容です。

前作で殺したはずの気違いが生きているのもギャグで、
前作で襲われた主役が生きているのもギャグで、
気違いの息子がハイテンションで電話をかけてきて
海外旅行があたったと主役たちが喜ぶのもギャグで、
普段知り合いで話もしているのに声を判別できないのもギャグで、
旅行先の島民が不愉快だけれど筋と何も
関わっていないのもギャグで、
主役の恋人が気違いに襲われたものの
なぜか殺されずに生き残るのもギャグで、
中盤過ぎまではなりを潜めているものの
終盤になると元気になって襲ってくるのもギャグで、
気違いが殺す相手によけられて自分の息子を殺すのもギャグで、
助けに来た主役の恋人が銃をろくに使えないのもギャグで、
結局主役が銃で気違いを銃を殺すのもギャグで、
最後に気違いがなぜかまた生きているのもギャグで、
その気違いに主役が襲われるのもギャグです。

どれも本当のところがないギャグばかりで、
しかもなにひとつおもしろくなく寒々しく、
面白いどころか気持ち悪いか不愉快かのどちらかなので
見ていてまったくおもしろくありませんでした。

前作はすくなくとも、誰が犯人なのかという謎がありましたが、
今回は、前作で気違いがなぜか生きていたことを考えると、
どうせその気違いがまたなぜか生きていて襲っているのだろうと
思えてしまって興ざめでした。

どうでもいい内容で言い争ったり不愉快にさせられたりと
映画時間がとても長く感じました。

微妙な映画でした。