1465
2013-10-30
レクイエム
WAKE OF DEATH
2004年 アメリカ
舞台は現代のアメリカあたり、
主役は元マフィアの用心棒かなにかです。
足を洗おうとしています。

主役の妻はかつての不法移民かなにかで、
中国系の養父母に育てられています。
ある日仕事で中国系の不法移民と遭遇し、
女の子を見つけたので不法に自宅に連れて帰ります。
女の子をもてなします。

女の子は実は中国マフィアのボスの娘で、
母親を実の父であるボスに殺されたので
不法移民船で逃げてきましたが、
ここではまだそれはあかされません。

マフィアのボスは、不法移民の体内に麻薬を入れ、
アメリカに持ち込むビジネスをしていました。
移民を管理する政府組織のお偉いもそれにかんでいました。

不法移民には詳しいお偉いは、入ってきた不法移民の中に
ボスの娘を見つけて、マフィアのボスに連絡します。
ボスの手下の殺し屋たちは主役の家にやってきて、
主役の妻たちを殺します。

女の子と主役の息子は逃げ延びます。
主役の仲間の隠れ家に行きます。

主役は家に行く途中だったので襲われずに済みます。
通りすがりに殺し屋の顔を見ていました。

殺し屋を見つけたので、ホテルで殺します。
移民局のお偉いも見つけて悪者だとわかったので
裏事情をはかせてから仲間たちが殺します。

殺し屋が殺されたので、マフィアは主役の仲間を襲います。
主役の息子が奪われます。

息子が奪われ、女の子の裏事情もしったので、
主役はマフィアのボスを殺しに行きます。

港で船に乗り込んで戦います。
ボスを撃ち殺します。
息子は助けました。


……というようなお話です。

暗い雰囲気の中で、どろどろしながら復讐して、
復讐されたから復讐してドンパチやるような内容です。

マフィアに通じている政府組織の悪者を
拷問して最後に殺すところや、
悪者を容赦なく撃ち殺すところはよかったですが、
それ以外はだいたい気分が悪く、
楽しみどころがわからなかったです。

そもそも最初のきっかけとなった、マフィアボスの娘を
匿っている家の皆殺し行為がよくわかりません。
別に皆殺しになんてしなくても、普通に悪者がさらってくるか、
移民局のお偉いが法律に基づいて返させれば
いいだけだったのではないかと思います。

中国の不法移民があり、その家族を匿ったことで
悪者に襲われるという構図は、
映画『リーサル・ウェポン4』に似ていたので
話がどうなるかと思いましたが、
まったく違うものになってよかったです。

全体としてはつまらないとも言いがたく、かといって
おもしろいとは言えない、なんとも言いようのない映画でした。