1467
2013-11-02
黙秘
DOLORES CLAIBORNE
1995年 アメリカ
時代は現代あたりのアメリカ、
主役は記者をやっている女性です。

主役は母親が関係する事件があったことを知り、
故郷に戻ります。

故郷では母親が殺人を犯したことになっていました。
けれど、母親は、自分がメイドとして勤めている家の、
女主人が勝手に死のうとし、頼まれたので
止めをさそうとしていたと言います。
女主人は主役が止めをさすまえに死んでいました。

そんな主役の母を執拗においかける刑事がいます。
かつて主役の父が死んだとき、殺したのは主役の母だと
思いながらも起訴できなかったので、
今回こそ起訴しようと躍起になっています。

そのうち、主役に記憶がないことがわかります。
それを突っ込まれると、主役は逃げ出します。
でも船の上で思い出します。
主役はこどものころ、父親の性器を手でいじらされて
いたのでした。

主役の母親は大変なことになっていると感じ、
父親をどうにかしたいと思います。
雇い先の女主人は、すこし知恵を貸します。
主役の母親は父親を始末することを決意します。

主役の母親はわざと主役の父親とけんかし、逃げて
追ってきた主役の父親を古井戸に落ちるままにしました。
主役の父親は死にました。
その後、自分のアリバイを作ったり偽装工作をしたりしました。

その話でだいたい思い出した主役は、
母親を助けに戻ります。

刑事たちに言われるままになるところでしたが、
いろいろ反論して、主役の母親の起訴を防ぎます。

主役と主役の母親は和解しました。


……というようなお話です。

基本的に胸糞悪い連中が、胸糞悪い状況の中で
過去の事件を思い出していくような内容です。

重要な部分は、主役の父親死亡事件は母親による未必の故意、
母親の勤め先主人死亡事件は、主人の自殺
というものでした。

そこらへんはよかったのですが、とにかく登場人物が
軒並み嫌な人間なので、見ていてすごく疲れました。
途中でやめたくなりましたが、どうにか見終われた感じです。
方法論さえ違っていれば、おもしろく見られたかもしれないので
多少残念です。

全体としてはどちらかと言えば、おもしろく見られる方向、
程度の映画でした。