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2013-11-21
ロビンとマリアン
ROBIN AND MARIAN
時代は十字軍などがいるあたりで、
場所はヨーロッパのどこかです。
主役はかつて義賊のボスだった老人で、
今はどこかの王に協力しています。

主役が仕える王は簡単に人殺しをする上に、
行動に義がなくなってきました。
主役がいさめると、逆に殺してこようとする始末です。

ある日の戦闘で傷を負い、主役を死刑にする前に死んだので
主役と仲間は逃げ出します。
かつて思いを寄せていた女性の元に行きます。
この女性がヒロインです。

ヒロインは修道女になっていました。
王の命令に逆らったので、出頭を求められていましたが
主役が無視させます。

王の手下はヒロインの仲間をさらっていったので、
主役は乗り込んでいってヒロインの仲間をさらい返します。

王の手下は主役のアジトの森に攻めてきます。
主役は一騎打ちを申し出ます。
一騎打ちでどうにか勝ちますが、主役も傷を負います。

別の王の手下が攻めてきます。
主役はヒロインたちが助け、隠れ家に連れて行きます。
ヒロインはそこで主役と二人きりになり、
主役に毒薬を飲ませ、自分も毒薬を飲みます。
二人で死にました。


……というようなお話です。

やられたらやりかえす、というのをたんたんと繰り返した末、
主役がどうにか勝つと、ヒロインが主役を無理心中で殺す
という内容でした。

ラスト近くまでは別におもしろくないものの
見ていられる感じではあったのですが、
ラストのそこで一気につまらなくなりました。

そもそも、主役は老いたロビンフットの設定らしいのに、
一切知恵も弓も使わず、無茶な行動と剣しか使わないというのが
大変微妙です。

ラストでは修道女であるヒロインが、主役を殺すのは
まだわかりますが、自分まで殺すのが納得できません。
信仰がどうこう言っておきながら自殺するのなら、
それまでの話に意味がなくなる気がします。

ラストで評価が一気に下がりましたが、
それを含めて全体として見るなら、
どちらかと言えばつまらない方向の映画でした。