1487
2013-12-07
レギオン
REGION
2010年 アメリカ
舞台は現代アメリカの、荒野の真ん中にある店。
主役はその店の主人の息子で、青年です。

ある日、店にやってきた老婆が客を襲います。
みんなで銃を撃って殺します。

その後男がパトカーでやってきます。
男は天使を名宣ります。
別の天使が世界を滅ぼそうとしているのだと言います。

主役の知り合いの妊娠中の女がこどもを生むと運命が変わるので
それを守るために来たようです。

主役たちはつぎつぎ襲ってくる相手と戦います。
仲間も数人殺されましたが、戦いの中で赤ちゃんが生まれました。

天使は主役に赤ちゃんを守って逃げろといいます。
主役は逃げます。

天使は、敵になった天使と戦います。
殺されます。

主役は逃げますが、敵の天使に襲われます。
殺されそうになるとき、天使が復活して敵の天使を退けます。

味方の天使は神の意思をきちんと理解していたので復活し、
敵の天使はやらなければいけないことに執着して
神の意思を理解していなかったので負けたそうです。

人間には未来がまたひらけました。


……というようなお話です。

おそらく悪魔崇拝者が作った映画でしょう。
アメリカ映画はなぜかぼちぼちと、こういう
『神は悪魔と等しいのだ』というようなものが作られます。

この映画も、人型悪魔のようなものが
次々と襲ってくるシーンは気持ち悪く、
ホラーとしてはうまくできていると思います。

でもそれが、神の使いや天使の操作によるというのが
よくわかりませんでした。
なぜ操られた人間の歯がサメのようにぎざぎざになっているのか、
なぜ天使が人間をだますのに、悪魔のようなおとりをつかうのか、
意味がわかりません。
あれは完全に悪魔の所業だと思います。

たぶん作った連中は、神を嫌い、悪魔にまで
おとしめたかったのでしょう。
ただそれだけの映画です。

映画全体としては不愉快でごみのような映画でしたが、
ホラーの部分だけを抜き出して見るならば、
おもしろく見られる感じの映画でした。