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2013-12-23
おおかみこどもの雨と雪
舞台は現代日本、
主役は大学生くらいの女性です。

主役は大学で狼男と出会い、こどもを二人作りました。
直後に狼男は死にました。

残された主役は半狼のこどもたちの扱いに苦労します。
騒ぎになっては困るからとなるべく周りと接触を
避けていたところ、行政の手がのびてきたので
田舎に逃げます。

田舎では畑をやりつつ、ご近所づきあいもしていきます。
そのうちこどもが成長し、1番目のこどもは学校にも適応し、
人間として生きていきはじめます。

2番目のこどもは人間世界に適応せず、
山に入って狼として生きていきはじめます。

1番目のこどもは学校で正体を知った上での理解者ができました。
2番目のこどもは山の獣に理解者ができました。

ある嵐の日、2番目のこどもは山に生きることにして
家を出て行きました。


……というようなお話です。

狼男と人間の合いの子として生まれた二人のこどもが、
対比のために一人は人間として生きるようになり、
もう一人は狼として生きるようになったんだなあとしか
思わない内容でした。

大学にもぐっていた狼男と、正常な大学生の女の子が
ひかれあうまではよしとして、
大学の内容を理解できるほどの男が
よくわからない原因で川で水死体になって発見されるとか、
大学生の女の子がお金もないのに二人もこどもを作るとか、
わけのわからないくだらなさでした。

つまらないわけでもなく、おもしろいわけでもなく、
意外とたんたんと話は進んで、終わりました。

全体としてはおもしろいともおもしろくないとも言えない、
なんとも言えない映画でした。