舞台は現代日本、
主役は大学生くらいの女性です。
主役は大学で狼男と出会い、こどもを二人作りました。
直後に狼男は死にました。
残された主役は半狼のこどもたちの扱いに苦労します。
騒ぎになっては困るからとなるべく周りと接触を
避けていたところ、行政の手がのびてきたので
田舎に逃げます。
田舎では畑をやりつつ、ご近所づきあいもしていきます。
そのうちこどもが成長し、1番目のこどもは学校にも適応し、
人間として生きていきはじめます。
2番目のこどもは人間世界に適応せず、
山に入って狼として生きていきはじめます。
1番目のこどもは学校で正体を知った上での理解者ができました。
2番目のこどもは山の獣に理解者ができました。
ある嵐の日、2番目のこどもは山に生きることにして
家を出て行きました。
……というようなお話です。
狼男と人間の合いの子として生まれた二人のこどもが、
対比のために一人は人間として生きるようになり、
もう一人は狼として生きるようになったんだなあとしか
思わない内容でした。
大学にもぐっていた狼男と、正常な大学生の女の子が
ひかれあうまではよしとして、
大学の内容を理解できるほどの男が
よくわからない原因で川で水死体になって発見されるとか、
大学生の女の子がお金もないのに二人もこどもを作るとか、
わけのわからないくだらなさでした。
つまらないわけでもなく、おもしろいわけでもなく、
意外とたんたんと話は進んで、終わりました。
全体としてはおもしろいともおもしろくないとも言えない、
なんとも言えない映画でした。