1506
2014-01-24
グッド・ガール バッド・ガール
GOOD GIRL BAD GIRL
2006年 ドイツ
舞台は現代のヨーロッパあたり。
主役は詐欺師の女です。

主役はマフィアか何かと仕事をし、1年たったので
自分のルールにしたがって別の場所に行こうとしたところ、
マフィアの悪者によって殺人の濡れ衣を着せられそうになります。

そこで主役は悪者のダイヤを盗み、
双子の姉がいる修道院に逃げ込みます。

悪者も来て、主役と間違えてシスターの姉をさらって
ダイヤのありかを脅しますが、姉はもちろん知りません。

姉は姉で悪者と口でやりあい、
主役は主役で修道院のお偉いと口でやりあいます。

姉は警察に協力し、悪者をやりこめようとしますが
逆にやりこめられそうになります。
けれど警察が踏み込み、どさくさにまぎれて妹の殺人の証拠を
持ち逃げすることに成功します。

悪者は主役と姉の関係をようやく理解し、修道院に向かいます。
姉も修道院に向かいます。
二人は落ち合います。

悪者が姉を人質にしますが、姉は逃げます。
悪者は撃たれて死にます。
撃ったのは警官でした。
偉そうな警官が真の悪者でした。

カーチェイスの末、悪徳警官は事故を起こします。
ほかのまともな警官がやってきます。

主役はダイヤをひとつ掠め取っていました。


……というようなお話です。

双子が事件に巻き込まれたすったもんだを描きたかったような
感じはありますが、どういう方向にもっていきたかったのかが
まったくわかりませんでした。

基本的な印象では、マフィアに脅され続ける感じなので
見ていて気分が悪く、楽しめません。
でも途中で、姉と主役が勘違いされているところでは
コメディーにしたいような思惑も見て取れます。

途中、修道院が財政難でどうにかしたいというところでは、
主役が歌って、映画『天使にラブソングを』のように
移行するのかとも思わせました。

修道院にやってきたマフィアと戦うさまは
映画『ホームアローン』のにおいもすこし感じました。

最後では味方かと思った警官が実は敵だった上、
カーチェイスのようなものも入ります。

おもしろくなりそうな要素をとりあえず入れてみました、
というような、ちぐはぐな印象でした。
とりあえず、シリアスでいくのかコミカルでいくのかは
きちんと狙って欲しかったと思います。

全体としては、おもしろいともつまらないともいいがたい、
なんとも言えない映画でした。