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2014-02-18
雷神
KILL SWITCH
2008年 アメリカ/カナダ
舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役は強い中年刑事です。

主役はこどものころ、殺人犯が友人を殺すところ目撃しました。

大人の主役は連続殺人犯を追っています。
乱暴ものなので、途中で出会った別の事件の犯人を
叩きのめして逮捕もします。

連続殺人犯は、ルーン文字などで犯行予告を出しています。
主役はそれを突き止め、犯人を追っていきます。
図書館で調べるうちに、文字列が歌の歌詞とわかり、
ライブハウスを教えてもらいます。
ライブハウスで犯人と遭遇しますが逃げられます。

そのうち、最初のほうで叩きのめした悪者が
釈放されて逃げ出した直後から殺人をしていたとわかります。
主役の知り合いを殺します。

そのころ、主役の近くに来たFBIの女が、
主役が実は殺人犯で、自分の罪を連続殺人犯に
なすりつけようとしていると言い出します。

主役は逃げ出したほうの犯罪者と戦って殺します。

その後、主役は結婚してこどももできていました。


……というようなお話です。

なんというか、とてもよくわからない内容でした。
映画の監督か脚本かは、観客をだまそうとしか
考えていないように思えます。

まず、殺人を犯す犯罪者。
連続猟奇殺人犯と、ただの殺人犯と、
こどものころ目撃した殺人犯がでてきますが、
それぞれにまったく関係ありません。
普通ならこれが関わりあって、なにか大きななぞが
でてくるのだろうとつい思ってしまいますが、
その予想を裏切りたかったようです。

それから、主役が犯人だと言い出すFBI。
途中で言いますが、言っただけでその後特に動きませんし、
主役は悪を憎むだけで自分が悪にはなりません。

それから最後、親しい女性が殺されて落ち込むかと思いきや、
ちゃっかり別に奥さんとこどもまで作っています。

安い猟奇殺人犯を主役一人で追っているような感じだったりも
含めて、筋にはとても疑問が残りました。

全体としては退屈せずに見ていられたので、
おもしろいかつまらないかで言えば、
どちらかといえばおもしろく見られる方向の映画でした。