舞台は剣と魔法のファンタジー世界です。
主役はドラゴンに認められた若者です。
ドラゴンの生き残りはとてもすくなくなった世界で、
ずっと卵だったドラゴンは、自分をたくせる相手をみつけます。
それが主役です。
ドラゴンは卵から孵り、主役と会います。
世界にはドラゴンとドラゴン乗りの伝説がありました。
ドラゴンが悪者を倒すそうです。
主役の前に男が現れます。この男が準主役です。
かつてドラゴン乗りでしたが、同じドラゴン乗りの仲間に
裏切られて自分のドラゴンを殺されました。
準主役は主役を鍛えつつ、主役を必要とする場所まで
連れて行こうとします。
主役は貧弱ですが調子に乗っていて、
何度も殺されかけます。
途中、夢に出てきた女性を助けに砦に乗り込み、
また殺されそうになりますが準主役がかばいます。
準主役は死にます。
主役は目を覚まし、抵抗勢力と一緒に悪者に立ち向かいます。
苦労の末、一応倒しました。
……というようなお話です。
運命のいたずらにより、ドラゴン乗りになった主役が、
大部分調子に乗って他人に迷惑をかけ、
それで仲間が死んだあとちょろっと活躍して終わる内容です。
若さなのかなんなのか知りませんが、
主役が長い間調子に乗るのがすごくうっとうしかったです。
人死にが出たところで見るのをやめようかと思いました。
話は特に盛り上がりもなく、おもしろみもなく終わりました。
おそらく映画で見せたいのはドラゴンの特殊映像だと思います。
ドラゴンは動きましたが、舞台や設定のせいなのか、
どことなく安っぽい感じがしました。
全体としては、おもしろいかつまらないかの二択に限り、
どちらかといえばおもしろい方向の映画でした。