舞台は1940年ごろのイギリス。
主役は探偵です。
主役は、怪物が海で襲ってきたという事件を調べます。
船の金塊はなくなっていました。
調べていくと、元警官で主役の兄が謎の力を得て、
義手や義体をつくり、国家転覆を企てていると知ります。
そのために大金が必要になり、ものすごい科学による
空も飛ぶロボットで最初の船を襲ったのです。
主役は兄をおいつめますが、銃で撃たれます。
けれど九死に一生を得ます。
止めに行き、すったもんだの末に止めます。
最後は時間経過でみんな死にました。
……というようなお話です。
一言で言えば、『ひどい』。これに尽きます。
シャーロック・ホームズといえばイギリスのお話で、
かっこいいホームズ役の人が演じているドラマもあります。
なのに、それを敢えてオリジナルで作る意義は
どこにあるのでしょうか。
しかも設定も、主役の兄が元警官で同僚の撃った銃弾の
跳弾で死に掛けたとか、主役に変な名前がくっついているとか
片っ端から原作からはみでていて
わざわざ侮辱しようとしたとしか思えません。
名前と設定だけを借りることで、舞台とキャラの説明を省き、
あわよくば原作を好きな人も取り込んでしまおうというような
いやらしい目的を感じました。
中盤までは、これはこれでありかもしれないと思いながら
見ていましたが、中盤をすぎると現在でも及ばないほどの
謎の技術力でロボットの恐竜を作るとか
ロボットの自分の体を作るとか、トンデモな話になるので
見ていられない感じでした。
原作を好きな人が見るものではない、おもしろいとも
おもしろくないとも言い切れない、なんとも言えない映画でした。