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2014-03-27
シャーロック・ホームズvsモンスター
SHERLOCK HOLMES
2009年 アメリカ
舞台は1940年ごろのイギリス。
主役は探偵です。

主役は、怪物が海で襲ってきたという事件を調べます。
船の金塊はなくなっていました。

調べていくと、元警官で主役の兄が謎の力を得て、
義手や義体をつくり、国家転覆を企てていると知ります。
そのために大金が必要になり、ものすごい科学による
空も飛ぶロボットで最初の船を襲ったのです。

主役は兄をおいつめますが、銃で撃たれます。
けれど九死に一生を得ます。
止めに行き、すったもんだの末に止めます。

最後は時間経過でみんな死にました。


……というようなお話です。

一言で言えば、『ひどい』。これに尽きます。

シャーロック・ホームズといえばイギリスのお話で、
かっこいいホームズ役の人が演じているドラマもあります。
なのに、それを敢えてオリジナルで作る意義は
どこにあるのでしょうか。
しかも設定も、主役の兄が元警官で同僚の撃った銃弾の
跳弾で死に掛けたとか、主役に変な名前がくっついているとか
片っ端から原作からはみでていて
わざわざ侮辱しようとしたとしか思えません。

名前と設定だけを借りることで、舞台とキャラの説明を省き、
あわよくば原作を好きな人も取り込んでしまおうというような
いやらしい目的を感じました。

中盤までは、これはこれでありかもしれないと思いながら
見ていましたが、中盤をすぎると現在でも及ばないほどの
謎の技術力でロボットの恐竜を作るとか
ロボットの自分の体を作るとか、トンデモな話になるので
見ていられない感じでした。

原作を好きな人が見るものではない、おもしろいとも
おもしろくないとも言い切れない、なんとも言えない映画でした。