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2014-10-01
サウンド・オブ・サンダー
A SOUND OF THUNDER
2004年 アメリカ/ドイツ
舞台は近未来アメリカあたり。
主役は過去の恐竜時代に旅行できる唯一の会社の過去案内人です。

ある日、過去に行って帰ったら世界が変わりはじめました。
どうやら過去でなにか失敗してしまったようです。

主役は、過去旅行反対の女研究者と協力して、
過去に戻って原因をなくす計画を立てます。
その間にもどんどん世界が変わっていきます。

原因になったらしき、旅行の同行者を探して
変わった街を歩き、二人目で原因を突き止めます。
一人が蛾を踏み潰したことによるものでした。

それがわかったので研究所に戻ると、
研究所も壊れかけていました。
そこで施設が使えそうな大学に向かい、
過去に戻ることにします。

途中、地下にもぐり地下鉄が壊れて仲間を失いながらも
過去に戻ります。

過去で、蛾を踏み潰すのを防ぎ、現在に戻ります。
世界は戻っていました。

主役は、過去旅行の危険性をあばき、中止に追い込める証拠を
過去旅行反対の女研究者に渡すのでした。


……というようなお話です。

タイムパラドックスを題材として、
特殊効果で人を驚かせたいだけの映画です。
変なものが飛び出してくるシーンでは音が大きくなり
うるさくてたまりませんでした。

女研究者は、歴史と時間が変動するのを当然と考えていたり、
歴史変動の波が来る時間を正確にわかったりと
謎の力を発揮するのが意味不明でした。

ほかにも、過去に行くのに記録機器を一人が手持ちするだけで
それぞれの宇宙服のようなスーツにつけていないのが
よくわかりませんでした。
すこし間違えば世界の危機を招くというのなら、
ドライブレコーダーのようにつけていて当然のことでしょうに。

というところで、全体的にお安く、ご都合主義も透けて見えて
まともに見る映画ではありませんでした。

見流す分には、どちらかと言えばおもしろく見られる方向の
映画だったと思います。