舞台は近未来アメリカあたり。
主役は過去の恐竜時代に旅行できる唯一の会社の過去案内人です。
ある日、過去に行って帰ったら世界が変わりはじめました。
どうやら過去でなにか失敗してしまったようです。
主役は、過去旅行反対の女研究者と協力して、
過去に戻って原因をなくす計画を立てます。
その間にもどんどん世界が変わっていきます。
原因になったらしき、旅行の同行者を探して
変わった街を歩き、二人目で原因を突き止めます。
一人が蛾を踏み潰したことによるものでした。
それがわかったので研究所に戻ると、
研究所も壊れかけていました。
そこで施設が使えそうな大学に向かい、
過去に戻ることにします。
途中、地下にもぐり地下鉄が壊れて仲間を失いながらも
過去に戻ります。
過去で、蛾を踏み潰すのを防ぎ、現在に戻ります。
世界は戻っていました。
主役は、過去旅行の危険性をあばき、中止に追い込める証拠を
過去旅行反対の女研究者に渡すのでした。
……というようなお話です。
タイムパラドックスを題材として、
特殊効果で人を驚かせたいだけの映画です。
変なものが飛び出してくるシーンでは音が大きくなり
うるさくてたまりませんでした。
女研究者は、歴史と時間が変動するのを当然と考えていたり、
歴史変動の波が来る時間を正確にわかったりと
謎の力を発揮するのが意味不明でした。
ほかにも、過去に行くのに記録機器を一人が手持ちするだけで
それぞれの宇宙服のようなスーツにつけていないのが
よくわかりませんでした。
すこし間違えば世界の危機を招くというのなら、
ドライブレコーダーのようにつけていて当然のことでしょうに。
というところで、全体的にお安く、ご都合主義も透けて見えて
まともに見る映画ではありませんでした。
見流す分には、どちらかと言えばおもしろく見られる方向の
映画だったと思います。