1549
2014-10-02
光る眼
VILLAGE OF THE DAMNED
1995年 アメリカ
舞台は現代アメリカの田舎町あたり。
主役は医者をやっている中年男性です。

ある日、町の人間がいっせいに気絶します。
事件になったところで、何もなかったように起きだします。
その後、気絶した女性はみんな妊娠しているとわかります。
みんななぜか生む気になってしまい、生みます。

生まれたこどもたちは知能が異常に高く、
さまざまな超能力を使います。

こどもたちはもっぱら、自分たちの害になる人間を
操って殺していきます。

ほかの町でもそういう事件は起こっていて、
こどもたちを殺しているそうです。

ある日、研究者の女性は、軍の対処部隊がやってくると告げます。
主役は自分の妻から生まれた子を守ろうとします。

主役は妻にこどもを連れ出させ、自分はこどもたちと一緒に
爆弾で自爆して死にます。

人間的な感覚のないこどもたちのうち、
主役のこどもは自分とペアになるはずだった相手を
なくしているので悲しみを理解し、多少人の心があったようです。


……というようなお話です。

宇宙人かなにかの工作によりできたこどもは、
全員ひとつの意識にアクセスしているようです。
それは神の作った形に反するものである、というのが
いいたいことのひとつで、
もうひとつは、悲しみを知ると人の痛みもわかり、
共感できるようになる、というものに思えました。

でも話の大部分は、薄気味悪く口と性格の悪いこどもたちが
周りの人間を超能力で殺していくだけのもの。
正直見ていて気分が悪いうえに、話もおもしろくありません。

不気味さと残虐さは出ていたので、そういうものだけが
好きな人にはいいかもしれません。

全体としてはおもしろいともおもしろくないとも言いきれない、
なんともいえない映画でした。