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2014-10-09
わんぱくバディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!
DIAMOND DOG CAPER
2008年 アメリカ
舞台は現代アメリカあたり。
主役は最近飼い犬を失った男の子です。

主役は近所の屑に、配達する新聞を捨てられたり
自転車を川に投げ込まれたりズボンを脱がされたりと
事件性のある行為をされていますが、何もしません。

ある日、犬がひどい扱いをされているのを見て、
つれている大人たちをたしなめようとします。
けれど侮辱され、さらに大人たちはひどい扱いをしつづけるので
犬を逃がして自分も追います。

犬を連れていたのは悪者で、強盗した宝石を犬に食べさせて
運んでいたのでした。

主役は山に作った隠れ家で、罠を作って悪者を待ちますが
悪者たちはやってきません。
悪者たちは家で主役の姉に話を聞き、家のそばで待ち構えて
いたのでした。

主役は秘密基地に犬を置いて夕飯を食べに家に戻ります。
その後、家から出たら悪者たちに襲われます。
犬が助けに来て、一緒に逃げます。

主役は秘密基地を利用して悪者たちを罠にはめて
倒そうとしますが、つかまります。
犬も具合が悪そうです。

そこを、謎の人物が助けに来ます。
幻のように思われていたものの、
知っている人もいる実在の人物でした。

悪者たちは警察に捕まり、主役は助かり、
犬も病院で助かりました。

主役の姉はアレルギーもちだったこともあり、
一人になって寂しかった謎の人物に、
犬は譲ることにしました。


……というようなお話です。

映画『ホームアローン』を基にして作ってみたというような
映画でした。

でも向こうは、たくさん罠を作ってそれがつぎつぎ動作を
していくのがおもしろかったのに、こちらはそれがありません。
小さな小屋の中で、すこしの仕掛けを使うだけです。

序盤では特に意味もない、屑たちの主役への暴行などが気分を
悪くし、中盤から終盤にかけてはすこし仕掛けを使って
悪者たちと戯れるだけで爽快感もなく、
最後では謎の人物に助けられて、その人物が実在していて
警官は知っている人だったというオチで、
そんな謎人物を引っ張り続ける意味がわかりませんでした。

意味のないシーンや設定、場面などが多くて
見所がつかめませんでした。
こどもだましっぽい雰囲気です。

全体としては、何も考えずに見流す分には、
どちらかと言えばおもしろく見られる方向の映画でした。