1552
2014-10-10
ファースター 怒りの銃弾
FASTER
2010年 アメリカ
舞台は現代アメリカあたり。
主役は刑務所に入っていた若い男です。

主役はかつて兄と仲間と一緒に強盗をしました。
その後何者かに襲われて、兄を殺され金を奪われます。
刑務所を出たあとは、襲った連中を殺していきます。

主役をつけねらう、若い変な殺し屋がいます。
主役を追う、老刑事と若い女刑事がいます。

主役は兄を殺した一味を大体殺していきますが、
悔い改めた一人は殺さずに生かします。

復讐を終えたと思ったところで、殺し屋に殺されそうになります。
殺し屋は、残りの親玉がいると言います。

老刑事がやってきて主役を殺すのをやめさせます。
殺し屋に、自分が殺し屋を雇ったと言います。
自分が殺されるのを防ぎたかったようです。
でも主役は気づいていませんでした。

殺し屋は役目を終えて帰ります。
老刑事は主役を撃ち、帰ろうとします。
主役はかつて撃たれた後、頭に金属を入れていたので
頭を撃ち抜かれずに生きていました。

主役は老刑事を殺しました。


……というようなお話です。

主役の兄の妻が、警察のタレコミ屋で、
主役たちが強盗をしたのを、老刑事にたれこんだそうです。
老刑事は兄を殺して金を奪いました。
その後、主役の兄の妻と結婚していました。

話ははじめから、変な雰囲気があります。
こうつくっておけばかっこいいだろうというような、
ふざけっぷりが鼻につく構成です。

主役はいいのですが、殺し屋と老刑事のキャラが
なんだかいいかげんでうっとうしいです。
何のためにいるのかと思ったら、最終的には老刑事が
関わっていたからという、別にいらない落ちのためでした。

ふざけた殺し屋もふざけた刑事もいらないので、
刑事たちが真剣に追っていけば
おもしろい映画になったかもしれません。

話も筋も中途半端で、見ていて別段楽しくもない、
どちらかといえばつまらない方向の映画でした。