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2014-11-02
アウトランダー
OUTLANDER
2008年 アメリカ/ドイツ
舞台は未来か過去かの、原始的な村社会で争いをしながら
人々が暮らしているような地球です。
冒頭に一言出てきましたが忘れました。
主役はその地球に宇宙船で仲間とやってきた男です。

主役は目を覚ますと、仲間たちは皆殺しにされていました。
かつて主役たちが宇宙船で皆殺しにした、別の星の動物が
宇宙船に潜んでいて、着陸したあと皆殺しにして逃げたようです。

主役はそれを追いますが、現地人に捕まります。
つかまって拷問され、主役は目的を言いますが誰も信じません。

けれどそのうち山で襲われたり、敵部族に襲われたりする中で、
宇宙生物が姿を現してきます。

主役はだんだんと信用され、宇宙生物を捕らえて倒すために
村の中に罠を作ります。

敵部族の長とも協力して罠が完成し、宇宙生物を入れて
火を放つことには成功しますが、宇宙生物にはこどももいました。
さらに宇宙生物自体も死なずに、反撃されて逃げられます。

宇宙生物が出てきた場所がわかったので、
主役は海に潜りかつての船から金属を持ってきて、
剣を作らせます。

その剣で宇宙生物の住処に乗り込み、仲間を数人殺されながらも
最後は腕を切り落とし、滝つぼに落としました。

主役は宇宙船の母船を呼び出せましたが、呼び出し装置を壊し、
地球に定住することにしました。
部族の王になりました。


……というようなお話です。

別の場所にいて、宇宙から地球にやってきた人類的なものが、
化け物の宇宙生物を連れてきてしまったので戦って勝つ内容です。

最初はタイムスリップしてきたのかと思いましたが、違いました。
いろいろ突っ込みどころのある内容です。

炎にも耐えた宇宙生物が、腕を切って滝に落としたくらいで
死ぬのかとか、宇宙船に使うような高価で高度な金属が、
火であぶって叩くくらいの冶金技術で簡単に剣にできるのか、
地球外から来た主役が、なぜ現地の習慣や言葉を
完全に違和感なくマスターしていて周りと話せるのか、など
見ていて気になるところは多々ありました。

変な宇宙設定などいれずに、中世やそれ以前のヨーロッパとして
描けばよかったのではないかと思いました。

全体としては、つまらないともおもしろいとも言い切れない、
なんとも言えない映画でした。