1569
2015-01-09
カールじいさんの空飛ぶ家
舞台はファンタジー世界の現代ヨーロッパあたり。
主役はかつて冒険好きだった老人です。

主役は子どものころ、冒険家にあこがれました。
同じく冒険家にあこがれる少女と出会い、その後結婚して
幸せに生きます。
そのうち老人になって妻が死にます。

主役の家の周りは近代化の大規模工事が行われ、
主役の家が邪魔にされます。
嫌がらせのような行為に立ち向かったら一方的に悪者にされ、
主役はその場から去ることを決めます。

家に風船をつけて、かつて妻が行きたがった場所へ
家を持っていくことにします。

家に訪ねてきていたそこらへんの豚のような
こどももついてきます。

目的地の近くに行くと、犬に襲われます。
犬の飼い主はかつての冒険家でした。
冒険家は謎生物を発見したとかつて発表しましたが
うそつき呼ばわりされたので、謎生物を生きたまま捕獲しようと
していました。

主役たちは生きた謎生物になつかれていたので、
捕獲させずに逃がそうとします。
冒険家は襲ってきます。

主役たちは殺されかけますが無事で、謎生物だけ奪われます。
こどもは取り返しに行きます。
主役も覚悟を決め、取り返しに行きます。

冒険家の飛行船に乗り込んでひと悶着あり、
悪者を空から下に落として勝ちました。

主役はこどもと仲良くなり、
飛行船で暮らすようになったようです。


……というようなお話です。

声のせいなのか行動のせいなのか、それとも両方合わさってか、
豚のような少年がうっとうしくてたまりませんでした。

冒頭のすこしは、老人と老女のいい時間がながれていたので
よかったのですが、その後は老人が迷惑をかけられ、
反撃したらひどい目に合わされ、
豚少年が現れ無駄に絡み、絡みながら目的地近くに到着し、
到着したら犬に襲われ、悪い冒険家に襲われ、
最後に反撃して終わるという、
最初と最後以外はすっきりしない話でした。

あんな豚少年が絡んでくるくらいなら、
個人的にはむかしの老女のようなわんぱく少女がでてきて、
それに振り回されていくうちに、老人がかつての気持ちを
とりもどし、冒険してしまうような内容が見たかったです。

絵はきれいでしたし、老人の無精ひげがだんだん伸びてくるなど
いろいろ凝っていましたが、話にいやなところが多かったです。

全体としては、どちらかと言えば楽しめる方向、
程度の映画でした。