舞台は現代アメリカの山林地帯。
主役はオオカミを殺す職業だった、
いろいろがっかりしている中年です。
主役は死んでもいい気分でいて、ある日飛行機に乗ります。
飛行機は雪山に墜落します。
主役は生き残りを集めて山を降りようとします。
途中、オオカミに襲われて一人一人殺されていきます。
最後に残った主役は、オオカミの巣穴のそばにいました。
オオカミが襲ってこようとします。
主役は最後の抵抗で、オオカミに挑むのでした。
……というようなお話です。
くたびれてどうでもよくなっていた主役が、
最後に大きなものにはむかう気力を取り戻した
というだけの映画に思えました。
中年をとりあげてはいるものの、青春映画のようなオチです。
見ていて楽しくもなく、オチもおそらく殺されて終わるので
見終わったあとの気分はよくありません。
ただ、緊迫した雰囲気は全編で出ていたので
退屈はしませんでした。
全体としては、どちらかといえばおもしろく見られる方向、
程度の映画でした。