舞台は多少前のヨーロッパ。
主役は弁護士事務所に雇われている、弁護士の男です。
主役は妻をなくして、お手伝いさんと息子と暮らしています。
主役は仕事で田舎町に行きます。
町の人は早く帰るように言ってきます。
けれどあまり仕事のできない主役は、この仕事に失敗すると
失職するので帰るわけにはいきません。
そのうち、主役の周りで変なことが起こりだします。
人も死にます。
変な黒い服の女も見ます。
町の人からどうにか聞き出したところによると、
黒い服の女は亡霊で、見た人間のこどもを殺すそうです。
黒い服の女はこどもを取り上げられた上に、
取り上げられたこどもが沼で行方不明になったまま
放置されているのを恨んでいるのだとか。
主役も見てしまい、こどもがこちらにやってくるので
来たら殺されると思います。
どうにかしようと考えて、沼をさらってこどもの遺体を
見つけようとします。
実際に見つけます。
黒い服の女の遺体にこどもを寄り添わせたら、
黒い服の女があらわれることはなくなりました。
……というようなお話です。
映画の雰囲気が『ヴィレッジ』や、『スリーピー・ホロウ』に
多少似ていました。
生きている人間が殺人などに関わっているのかと思いきや、
完全におばけのみでした。
ホラーの雰囲気はありましたが、
最終的にはこどもの遺体を即座に見つけ、
解決に導いてしまうのが簡単すぎるように思いました。
何か脅かしたいところでは音量があがり、
うっとうしかったです。
全体としては、どちらかといえばおもしろく見られる方向、
程度の映画でした。