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2015-02-16
ドリームハウス
DREAM HOUSE
2011年 アメリカ
舞台は現代アメリカの田舎町あたり。
主役は中年男です。

主役は奥さんとこどもと、家に引っ越してきました。
家の周りでは不気味なことが起こり始めます。
そのうち、その家でかつて惨殺事件があったことを知ります。

さらに、主役は死人を見ていて、おくさんとこどもたちは
すでに死んでいることを知ります。

主役は家族を殺したとして刑務所に入っていましたが
中で精神をおかしくして、記憶を失っていました。
その後、またかつての家に戻ってきました。

主役は死んだ奥さんに話を聞き、
自分が殺したのではないと知ります。
真犯人を聞いて、自分も思い出し、向かいの家の
男だったとわかります。

犯人の男は、離婚されて娘の親権を取られたことにより、
妻を殺して親権を手に入れようとしていました。
安い暗殺者も雇いました。
けれど家を間違えて主役の所に来たのでした。

主役は犯人と出くわし、もみ合いになっているところを
瀕死の妻が間違って撃ったため、犯人になってしまったのでした。

また犯人が襲ってきたので戦います。
犯人は家に火をつけます。
主役は一度は逃げましたが、家に戻って妻やこどもたちに
別れを告げるのでした。


……というようなお話です。

最初はホラーっぽくて怖かったですが、
だんだんとわけがわからない感じになっていきます。

ホラー映画かと思わせて、主役が危ないだけのサイコパスものに
流れそうになり、本当に霊が見える男の霊能探偵ものに
行くかと思わせつつ、主役の過去を探す話をちらつかせながら
事件の真相を探る話になり、最後は襲ってきた敵と戦い、
真相を暴いて霊たちとお別れして新たな自分を取り戻す
という、なにやらおもしろそうな要素を
いっぺんに詰め込もうとして失敗したとしか思えない映画です。

とにかく、序盤のすこしからなにがやりたいのかが
まったくわからなり、何を見ればいいのかどう感じればいいのか
とまどわされいます。

見終わった後は、「それがやりたかったの?」と
多少呆然とした気分にさせられました。

すべての要素において中途半端で、つまらない映画でした。