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2015-02-21
キラー・エリート
KILLER ELITE
2011年 アメリカ
舞台は現代ヨーロッパなど。
主役は元腕利きの殺し屋です。

主役は殺し屋を引退して暮らしていましたが、
友人を人質に、殺しの依頼を無理やり押し付けられます。
主役はしかたなく殺しをすることになります。

主役は仕事仲間を集めます。
主役はターゲットの数人以外、殺さずに済ませようとしますが
集めた仲間は適当にやって周りの人間も殺していきます。

家に乗り込んでいって殺したり、部隊の基地に潜入して
こっそり薬を混ぜた飲み物を飲ませたり、
車で走っているところを事故に見せかけて殺したりして
成功したと思っていると、主役の家に侵入者が来ます。
主役の恋人を殺されたくなければ追加で殺しをしろと言われます。
主役は受けます。

主役は友人に恋人の護衛をまかせ、殺しに向かいます。
殺した振りをしてごまかすつもりでしたが、敵に捕まります。
殺されかけたものの脱出します。

主役に敵の手が迫りますが、主役も敵の親玉に迫り、
もうやめろと言います。

ひとまずけりはつきました。


……というようなお話です。

主役がとにかく面倒に巻き込まれ、もう望んでいない人殺しに
関わらされるのが見ていて疲れました。

事件は、砂漠地帯の部族の一部を制圧することで
利権が得られるとかどうとかで、
関わっていた政府の人間と一部の砂漠の部族が
得をするという構造だったようです。

殺された子の父は復讐を望んでいますが、
それ以外の兄弟たちは復讐が成功して地元に戻る許可がでても
戻りたくないのでどうでもいいといった様子で、
ほぼ誰も得をしないというのも、すっきりしませんでした。

よかったシーンは、主役が恋人の護衛を任せた男が
活躍するところです。
友人が護衛をまかされたところで、もう悪者の襲撃にあって
血みどろで死体が転がされて主役が怒るシーンを連想しましたが、
そうはなりませんでした。

地下鉄乗り場の上で敵の尾行に気づき、殺さずに叩きのめし、
主役の恋人を追っていった悪者を、物陰から狙撃するなど
想像とは違う活躍を見せました。
そこはよかったです。

全体としては主役が周りによりいやな目に合わされるのが
目立って、疲れました。
どちらかと言えば面白く見られる方向、どまりの映画でした。