舞台はすこし前のアメリカなど。
主役はおそらく金持ちの老人です。
ある日、主役は自分の美術館のために、
高価な絵を自分の飛行機で運んでくることにしました。
飛行機には招待客も乗せました。
その飛行機には、高価な絵を狙って悪者が乗り込んでいました。
悪者は絵を奪うために麻酔ガスを流し、
乗っている人を眠らせました。
レーダーを避け、自分たちで操縦して飛行機ごと
別の場所に運ぼうとしましたが、ミスにより海面に墜落します。
飛行機は沈んでいきます。
機長がどうにか飛行機の外に出て、救難信号を出します。
救難信号を受け取って、軍の船が助けに来ます。
飛行機にバルーンを取り付けて海面に上げます。
助かる人は助かって、そうでない人はだめでした。
……というようなお話です。
見ながらすごく既視感を覚えました。
終わってから調べたら、『マリンクラッシュ』という映画に
雰囲気は結構似ていました。
ただ、こちらのほうが格段に古かったです。
最初のほうはちょっとくすっとするような
しゃれたやり取りをして楽しくなりそうだと思っていたのですが、
飛行機に乗り込んだあたりからうっとうしい人物が増えて、
不倫だの嫌味だので楽しくなくなっていきました。
飛行機が沈没してからもぐだぐだうるさくて
見ていていらつきました。
見ながら何の映画なんだろうと疑問に思っていましたが、
見せたいのは沈没してから助かるまでの、
混乱状況なのだろうという結論に達しました。
おそらくパニックものですが、そこに至るまでも意外と長く、
見せ場がよくわかりませんでした。
全体としては積極的におもしろいともつまらないとも
言い切れない、なんとも言えない映画でした。