舞台は現代ヨーロッパあたり。
主役は軍隊かどこかにいて問題を起こした、
凄腕の飛行機乗りです。
ある日、金持ちが娘の誕生日を個人飛行機の中で行うというので
主役がその操縦士をやるように命令されます。
拒めない主役は引き受けます。
飛行機の乗組員は、あらかじめほぼ悪者が殺しつくしていて
乗組員に成りすまして悪者たちが乗っていました。
飛行中に悪者たちが本性をむき出しにして襲ってきますが
主役がだいたい返り討ちにします。
悪者の目的は金持ちの娘の誘拐と身代金です。
悪者は大体殺しますが、ボスだけ生かしておきます。
ボスは途中で拘束から逃げ出します。
飛行機は悪天候の中どうにか無事着陸します。
悪者ボスは主役だけ殺せればいいと襲い掛かりますが、
潜んでいた金持ちの娘が後ろから殺しました。
……というようなお話です。
序盤は悪者の、善人虐殺シーンが主で、
中盤は金持ち娘の主役への悪態シーンが主で、
終盤は乗客の悪態シーンが主です。
大体の場所において胸糞悪い話がひたすら続くので
見ていてかなりうんざりしました。
着陸するにあたり、小島の管制官と連絡を取り合うシーンは
よかったですが、それ以外は嫌でした。
襲ってきた悪者をほぼ皆殺しにするのに、ボスだけ捕らえて
素人に縛らせるというのもわけがわかりませんでした。
自分が縛るか、ボスをきちんと殺すか、
まずは腕や足が使えないように壊しておくべきでしょう。
それをしないのはわざわざ最後に問題を起こすためだと思って
うんざりしながら見ました。
全体としては見ていてうんざりする、
つまらない感じの映画でした。