1615
2015-06-25
デイアフター 2020 首都大凍結
ICE
2011年 イギリス/ニュージーランド
舞台は近未来イギリスなど。
主役は気候変動かなにかに詳しい学者です。

化石燃料が枯渇して、気候変動も起こっている時代、
南極か北極で、悪い会社が化石燃料掘りをしていました。
主役は、それを続けると海流が狂い、
地球規模の氷河期がおとづれると警告します。
けれどみんな無視します。

そんな主役に、友人が話を持ちかけます。
どうやら主役の説を裏付ける証拠を見つけたようです。
直接会って話すというので、主役は極へ向かいます。

友人がいる場所は悪い会社の掘削基地でした。
でも友人は留守です。

主役は場所の暗号を思い出し、友人が最後に向かった場所を
目指します。
でも悪い会社の人間もそれに気づき、女にあとを追わせました。
これがヒロインです。

ヒロインが、主役の友人の死体を発見します。

主役はそこらへんで手に入れたサンプルを分析しようとしますが、
失敗します。
けれどヒロインは分析に成功します。
主役の説が正しかったことを知ります。
主役がまた調査に行くのに協力することにします。

主役とヒロインで調査に行き、調べていると
殺し屋がやってきて殺されかけます。
どうにか逃げます。

悪い会社の基地でつかまり、閉じ込められます。
主役は脱出します。
殺し屋がまた襲ってきます。
脱出していたヒロインが殺し屋を殺します。

悪い会社の基地が不具合から壊れます。
それが原因となり、世界が凍り始めます。

主役とヒロインは車でどうにか逃げ延び、
遠くにいた人と落ち合います。
連絡がつけられるというので、
家族の携帯に電話を入れます。
危険な場所にいることがわかったので、
極からそこまで向かうことにします。

飛行機で途中までいき、墜落して歩き、
途中軍隊に阻まれ、キャンプに送られます。
キャンプでは暴動者たちが襲ってきますが
主役が追い返します。
そのことにより、主役の自由行動が許されます。
主役はまた妻と娘を目指して行動します。

途中、暴動者たちにまた襲われます。
トンネル内でガソリンに引火させて爆発を起こし、
暴動者たちを皆殺しにします。
銃弾をうけていたヒロインが死にます。

主役の妻と娘は閉じ込められた建物から逃げようとしていました。
いろいろ行き止まりになっていて苦労しました。
途中、祖父が犠牲になり、閉じ込められていた場所を破壊し、
外に出られます。

崩れる建物から逃げたところで主役と合流しました。

その後、南へ歩いていきました。


……というようなお話です。

前半は、環境破壊を止めようとするものの失敗するお話。
後半は、離れた場所にいる妻とこどもたちに苦労しながら
会いに行くお話しです。

前半と後半でまったく趣旨の違う映画をくっつけた感じで、
見ていて納得できませんでした。

いっそ前半は前半でわけ、体力と知力を尽くして、
悪い会社をつぶして地球環境を守る話にしたほうが
さっぱりとしてわかりやすくなったように思いました。

後半は後半で、急に氷結し始めた地球上で、
家族を求めて旅をする男の話にしたほうが
わかりやすかったように思います。

そんな二つを変にくっつけたせいで、
何がやりたいのかわからない映画になったと感じました。

見ていて退屈はしませんでしたが、見終わって、
「だからなに?」と思ってしまいました。

全体としては、おもしろいともつまらないとも言い切れない、
なんとも言えない映画でした。