1616
2015-06-30
ビッグ・バグズ・パニック
INFESTATION
2009年 アメリカ
舞台は現代アメリカあたり。
主役は適当な会社員の男です。

ある日、主役が首を言い渡されていると、
変な音が聞こえてみんな気絶します。

次におきると、繭のようなものに包まれていました。
抜け出して行動していたら虫が襲ってきたので追い払います。

手近な人を起こして一緒に行動します。
外に出て、社長の娘を助けているときに
社長は虫にさらわれていきます。
社長の娘は無事でした。
これがヒロインです。

虫が来たので建物に逃げ込みます。
そこにいた人々を開放します。

グループの数人は、車で逃げようとします。
主役たちはやめたほうがいいと言います。

車で出かけた数人は虫に襲われ、死にます。

主役たちは虫を観察し、虫は目が弱く、音に反応すると知ります。

主役の家にたくわえなどがあると主役が言い、
みんなで行くことにします。
途中、仲間の家にも寄ることにします。

仲間の家に寄ったら、仲間の家族は死んでいました。

また歩いていると、仲間の一人が嫉妬などから狂って
虫を呼び寄せます。
仲間は数人殺され、ヒロインは虫にさらわれます。

主役の家について主役の父と合流します。
主役ともう一人と父親の3人しかいません。

父親は逃げようとしますが、主役はさらわれたヒロインを
助けに行くと言います。

主役ともう一人で虫の巣に行きます。
けれど、途中で暴徒に捕まります。

主役の父も捕まります。
打ち合いになり、暴徒を殺します。
主役の父は虫に犯されていて、近いうちに死ぬようです。

父親は主役たちを置いて、単独で巣に行きます。
中でさらわれていたヒロインと会います。
ヒロインは、中で女王虫を見たと言います。
ふたりでそこに向かいます。

主役の父が女王虫に襲われます。
主役たちが助けに駆けつけます。

女王虫の超音波で、耳が聞こえる面々はもだえますが
耳の聞こえない男は平気だったので
女王虫の口に爆弾を投げ込みます。

主役の父は攻撃を受けて動けなかったのでおいていきます。
主役は逃げながら爆弾を起動します。
巣は吹き飛びます。

町には一応平和が戻ったようです。


……というようなお話です。

基本的に、ゾンビ映画のパクリのような感じです。

どの虫でも、人間に毒かなにかを注入すると、
人間はゾンビのようになりつつ、体が虫になって
虫にとってよい行動をするようになる、というのも
まったく意味がわかりませんでした。

なぜ人間の体でいるのに、毒のようなものが体に回りきると、
さなぎにもならずにいきなり下半身が虫になるのでしょうか?
どうやって変化しているのかもまったくわかりません。
本人も、ゾンビのように、本人は死にながら行動するのが
意味がわかりませんでした。

虫の親玉を倒すと虫は全滅したような扱いになりますが、
なぜほかの場所にいる虫が、相変わらず襲ったりしないのかも
疑問です。
虫の巣の周りは爆発性の気体が充満していて、
女王の呼び声に集まってきていたとしても、
虫の行動範囲からするとそんな短時間に
すべてが集まってこられたとも思えません。

虫も、なぜ人間を繭にしていたのかわかりません。
途中で見かけた人間は毒のようなものを注入するというのに、
その違いがなんなのかがわかりませんでした。
毒を注入した上で繭にしないのはなぜでしょうか。

そのように、設定や筋がいい加減なことにくわえ、
敵が虫で気持ち悪く、不愉快でした。

全体としては、いちおう退屈せずに見られたので、
つまらないとも言い切れず、おもしろいとは決して言えない、
なんとも言えない映画だったと思います。